から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

続々glee中毒につき

2012-11-15 23:12:50 | 日記
gleeシーズン3のBDボックスを観終わった。



最終話に近づくにつれて涙腺が緩む。。。

もはや、gleeのメンバーたちは我が子のような存在。
それぞれの光る個性と才能がひたすら愛おしいのだ。

これまで、マッキンリー高校で虐げられてきたgleeメンバーは、その境遇から脱出。
名物のジュースをかけられるシーンもほぼなくなった。
シーズン3からはgleeクラブ内での内紛が前半部の軸になってる。

シーズン2ではカートが受けるいじめ問題にも代表されるように
深刻なテーマを扱った人間ドラマに重きを置いていたようだが、
シーズン3では楽曲パフォーマンスで「魅せる」方向にシフトしている。
これが良いかどうかは人によって分かれそうだが、
Amazonのレビューをチラ見すると概ね好評のようだ。

個人的にはシーズン3の前半部はイマイチだった。
シーズン1,2と続いた1話単位で物語が完結して、「パラパッパッパ~♪」と
お馴染みのエンディングが流れるたびに毎回心地よい余韻が残ったが、
シーズン3では「さあどうなっちゃう?続きは次回で!」みたいな引っ張り方が多く、
その歯切れの悪さに結構シラけた。

また、レイチェル&フィン、カート&ブレイン、サンタナ&ビリトニーのカップルが誕生したことで、
いろんな個性が縦横無尽につながっていた関係が、閉じてしまったようで面白くない。

前半部はいろいろと「らしくないな」とツッこむことも多かったが、
中盤以降、gleeならではの楽しい企画も手伝い、大いに楽しめた。

9話の『幸せを贈るクリスマス』でのクリスマス小芝居ショーで笑かされ、
11話の『マイケル争奪戦』で、ブレインのパフォーマンスに酔いしれ、
16話の『サタデー・ナイト・グリーバー!』でノリノリになって、
20話の『入れ替わり』で互いのキャラに入れ替わり、マネッコし合う彼らに大笑いして、
21話『夢の全国制覇!?』と22話の『卒業』で感動し喝采する。

gleeプロジェクトで優勝し華々しくgleeの新メンバーに選ばれた、
アイリッシュボーイとドレッドボーイ2名の扱いがちょっと切ない。
それぞれの個性に合わせた上手い役柄を設定したものの、
期待していたパフォーマンスでの見せ場はほぼなし。年功序列かな。。。

にしてもやっぱ、ブレイン最高。
わかってたけど、ブレインがマッキンリーに転入したときにガッツポーズ。
ポップスのエースで車いすのアーティとブレインの夢のコラボにテンションが上がる。
『マイケル争奪戦』のオープニングで魅せた「Wanna Be Startin' Somethin'」のパフォーマンスが圧巻。
ブレインの加入により、これまでエースだったフィンのチーム内での役割が変わってくるあたりも自然。
ブレインこと、ダレン・クリスのパフォーマンスにはカリスマ性がある。
彼は今ブロードウェイで実際に主役を張って活躍してるみたい。観に行きたい~

あと、シーズン3での主役はサンタナだ。彼女をメインに据えるエピソードやパフォーマンスが多い。
シーズン2から彼女と入れ替わるようにブリトニーの出番が減ったのが残念。
ブリトニーの体格がシルエットの細さはそのままに、本作でごつくなってる。
その分、ダンスのキレがさらに増し、個人的にはさらに萌えた。

他にもカートが某オーディションで、
ヒュー・ジャックマンがトニー賞に輝いた「ボーイフロムオズ」のカバーを歌うなど、
思わず唸ってしまうシーンも多かった。

総じてみると興奮と感動のシーズン3だった。

シーズン4は9月から全米で放送中なので、日本でお目にかかれるのはまだまだ先だろう。
Youtubeでシーズン4のパフォーマンスをチラ見したけど、新メンバーの歌唱力がハンパない。

ううぅぅ待ちきれない。

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リンカーン/秘密の書 【感想】

2012-11-15 01:23:21 | 映画
「リンカーン/秘密の書」を観た。

大好物な吸血鬼ネタと、「ナイト・ウォッチ」「ウォンテッド」の監督、
ティムール・ベクマンベトフ(覚えられない)の新作とのことで観に行く。

本作は奴隷解放で有名なリンカーンが
実はヴァンパイアハンターだったというトンデモな話だ。

ぶっとんだお話は大いに結構。
本作については、カッコよく、男子をアツくさせてくれれば良いと
多くを望んでいなかったが、まあまあという感じだった。

ヴァンパイアへの復讐心に燃える一般人であったリンカーンは
修行により斧を自在に操る武闘家に変貌する。
それはジャッキー映画の「~拳」シリーズで、
ジャッキーが修行の果てに強くなっていく過程にも似ていて楽しい。
過去作を思い出すと「ウォンテッド」も似たような感じだったな。。。

リンカーンが破壊的なパワーを発揮するとき
「真の力は怒りではなく、真実と対峙したときに発揮されるのさ」と師匠が語る。
そういう話は、使い古された感あれど、やっぱし好きだ。

ダークな世界観とアクションシーンは期待どおり。
ハイスピードとスローモーションを繰り返して、
独特なテンポで魅せるあたりはこの監督ならでは。
リンカーンがヴァンパイアたちを斧でブッタ斬っていくシーンは爽快感あり。
爽快感がありながらも暴力シーンには重量感があるので好ましい。

物語が進むにつれてトンデモ具合がさらにエスカレートしていく。
リンカーンが大統領に上り詰めていくと同時に、
ヴァンパイアたちもアメリカで勢力を伸ばしていき
最終的には、かの有名な南北戦争に決着のクライマックスを持ってくる。
ありえない展開ながら、その時代の風土が丁寧に描かれているので、
呆れることなく、意外と楽しく見れてしまう。

最後の列車でのアクションシーンは
ラーメン二郎ばりにお腹いっぱい感(個人的には不快)があるが、
全体的には結構な仕上がり。

しかしながら、残念なのは、美術や特殊効果に予算をかけた影響か、
キャスティングがショボい。ビッグネームはいなくてももっと他の俳優がいたのではなかろうか。
とりわけ、リーアム・ニーソンを若くして気が抜けたような顔立ちの
地味すぎるベンジャミン・ウォーカーのリンカーン役がイタい。

のぼ~っとした彼のような柔和すぎる顔立ちは、
本作のような緊張感のあるハードアクションには不向き。
「ウォンテッド」のジェームズ・マカヴォイのように
キャラのギャップで見せたかったかもしれないが、その策は失敗してる。
長身のため、遠目でみるとスケール感があってカッコよいのだが、
顔を抜かれると一気に画に迫力がなくなる。
逆にいうともっとハマる人がリンカーン役をやってたら
本作は1.5倍楽しくなったと思う。残念。
リンカーンの師匠役を演じたドミニク・クーパーの方が適役とみえる。
リンカーンに似ているかは別にして。。。

本作に関係ないが、同じリンカーンでも、先週から全米で公開されたスピルバーグの最新作、
「リンカーン」(そのまま)が批評家たちの絶賛を浴びていて、今後の賞レースの目玉になる模様。
「Silver Linings Playbook(原題)」「The Master(原題)」「アルゴ」「リンカーン」と
年末に向けてオスカーコンテンダーが出揃ってきた。ワクワク♪

【60点】
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