
年末まで3ヶ月を切り、賞レース狙いの期待作が北米で続々と公開している。そしてその多くが批評家の好評を得ており、期待していた映画が「やっぱり面白い」という太鼓判を押されている状況だ。
その口火を切ったのが、「Sicario」(原題)だ。今月に入って北米での拡大公開が決まって早々に日本での公開が決定した。邦題のタイトルは「ボーダーライン」だ。
メキシコの麻薬カルテルと警察の攻防が激化するなか、FBIの女性捜査官がカルテルのボスを逮捕するためのミッションに加わるという話らしい。
原題の「Sicario」はメキシコで「殺し屋」を意味する言葉らしい。そのまま邦題にすると変な感じになるため、主人公が過酷なミッションを通じ て、善悪の境に苦悩する様子を表現して「ボーダーライン」としたらしい(たぶん)。トレーラーを観る限り、どうやら、大変凄みのあるクライム・サスペンスに仕上がっている模様。監督は「灼熱の魂」の成功を機に、「プリズナーズ」「複製された男」でハリウッド俳優たちを起用した作品を生み出しているドゥニ・ヴィルヌーヴ。
現時点における、ロッテントマトのスコアは93%のフレッシュを獲得。堂々のオスカー賞レース参戦っといった感じだ。
特に、主人公演じるエミリー・ブラントと、主人公の手助けをする傭兵役を演じたベニチオ・デル・トロは、それぞれ主演女優と助演男優の部門でノミネートが確実視されている。実力派として注目しているエミリー・ブラントがようやく日の目を見るようで嬉しい。
日本公開は来年の4月で、あと半年以上待たねばならないのが残念。
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