洋画のトップ10の前に、日本映画のベストを決めてみる。今年は、鑑賞時間を海外ドラマに大幅に持っていかれたため、例年よりも日本映画を見られなかった。なので、ベスト10ではなくベスト5に短縮。見たかったのに見逃した日本映画は「日日是好日」「斬、」あたり。
1位 カメラを止めるな!

映画人たちへのエール。低予算をハンデではなく、アドバンテージと捉え、1本の映像製作に賭ける人たちの情熱を活写。思わぬ仕掛けに驚かされ、笑って泣かせて着地。珠玉のコメディ映画。「面白い映画はヒットする」、日本映画界に希望を与えた。
2位 愛しのアイリーン

むき出しになる人間の恥部、エゴと愛情がせめぎ合う人間模様に絶句する。肉欲、ときどき純愛。ユーモアとシリアスを1つの画面に共存させるカオスに笑うよりも見入る。奈落の底へ落ちていく迫力と、エモーショナルなドラマ。
3位 生きてるだけで、愛。

極度の生き辛さを抱える主人公。どんなに取り繕っても己の弱さが見えてしまう残酷さ。安易な再生ドラマに流れない勇気に引き込まれ、その先に見えた答えに揺さぶられる。全身全霊で「ヤスコ」を体現した趣里の名演に魅せられる。
4位 犬猿

一番近い存在で、似ているようで似ていない兄弟の関係を、オリジナルの脚本でスリリングな愛憎劇に仕立てる。幼少期より築かれた絆と、大人になって知る確執。持たざる者の悲しみを交え、もがく4人の生き様に感情移入する。
5位 リズと青い鳥

近づく別れ。恋愛と友情の狭間にある、無自覚な「リズ」と「青い鳥」の依存関係。2人の関係性を寓話と音楽にシンクロさせた脚本が見事で、実写化されても傑作になり得る物語。視覚の断片は感情の揺らぎをつぶさに拾い、青春の煌めきを浮かび上がらせる。
次点:「若おかみは小学生!」「万引き家族」
2018年ベスト映画トップ10 【洋画編】
2018年ベスト映画トップ(11位~20位) 【洋画編】
1位 カメラを止めるな!

映画人たちへのエール。低予算をハンデではなく、アドバンテージと捉え、1本の映像製作に賭ける人たちの情熱を活写。思わぬ仕掛けに驚かされ、笑って泣かせて着地。珠玉のコメディ映画。「面白い映画はヒットする」、日本映画界に希望を与えた。
2位 愛しのアイリーン

むき出しになる人間の恥部、エゴと愛情がせめぎ合う人間模様に絶句する。肉欲、ときどき純愛。ユーモアとシリアスを1つの画面に共存させるカオスに笑うよりも見入る。奈落の底へ落ちていく迫力と、エモーショナルなドラマ。
3位 生きてるだけで、愛。

極度の生き辛さを抱える主人公。どんなに取り繕っても己の弱さが見えてしまう残酷さ。安易な再生ドラマに流れない勇気に引き込まれ、その先に見えた答えに揺さぶられる。全身全霊で「ヤスコ」を体現した趣里の名演に魅せられる。
4位 犬猿

一番近い存在で、似ているようで似ていない兄弟の関係を、オリジナルの脚本でスリリングな愛憎劇に仕立てる。幼少期より築かれた絆と、大人になって知る確執。持たざる者の悲しみを交え、もがく4人の生き様に感情移入する。
5位 リズと青い鳥

近づく別れ。恋愛と友情の狭間にある、無自覚な「リズ」と「青い鳥」の依存関係。2人の関係性を寓話と音楽にシンクロさせた脚本が見事で、実写化されても傑作になり得る物語。視覚の断片は感情の揺らぎをつぶさに拾い、青春の煌めきを浮かび上がらせる。
次点:「若おかみは小学生!」「万引き家族」
2018年ベスト映画トップ10 【洋画編】
2018年ベスト映画トップ(11位~20位) 【洋画編】