そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

リケン支援に思うこと

2007-07-20 23:22:45 | Economics
リケン株が続伸、地震前の直近高値を上回る(ロイター) - goo ニュース

中越沖地震で被災した自動車部品メーカー・リケンの復旧作業に各自動車メーカーが大量の人員を支援のため派遣しているとのこと。
別に資本関係のあるグループ企業というわけでもないのに、ここまで手厚く援助するというのはコーポレートガバナンスの在り方としてはどうなのかな、という気もせんでもないですが、実際問題リケンの部品供給が止まることにより、全メーカーの生産ラインに影響が出ているというのだから仕方がない。

それにしても、このリケンという会社が自動車産業全体においてこれだけ重要なポジションを占めているということは、ほとんど「競合他社」という概念は無いということなんでしょうね(他にも同じ位置づけにある部品メーカーは多数あるんでしょうが)。
そうだとすると、部品の価格決定権も相当程度このメーカーが握っていて、価格が高止まりしてそうに思えるんだけど、実際には外国車に比べて日本車は十分安いわけで。
やはり日本の自動車産業というのは業界としての成熟度が相当高いってことなのかな、と改めて思った次第。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 絆創膏とコミュニケーション... | トップ | 困ったことに »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Economics」カテゴリの最新記事