そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

不二家と「あるある」とニッポン

2007-01-22 23:16:43 | Society
関西テレビ、調査委は社外有識者だけで構成へ 番組捏造(朝日新聞) - goo ニュース

連日、不二家の報道で辟易としてたら、今度は「あるある大事典」で「納豆ダイエット」捏造だという。
「黙ってりゃわからないだろう」と客(視聴者)を騙す構図には共通点が見て取れる。
「何を信じればいいのか」「どうしてニッポンはこんな国になっちまったんだ」と嘆き憤慨するのは簡単だが、冷静に考えればこれらは特別な話ではないような気もしてくる。

 「これって、道義的にちょっとマズイんじゃないですか~?」
 「キミぃマジメだねぇ。こんなことどこの会社でもやってるよ。」
 「そうっすね。別に実害無いし、どうせ誰にもわかんないっすからね~。」

アナタの会社でもワタシの会社でも、日常茶飯事的にこんな会話が交わされていないだろうか?
もちろん、だからって不二家や関西テレビの悪質な所業が正当化されるはずは断じて無いし、一億総反省すべきだなんて言うつもりもない。
ただ、彼らがやったことと我々の日常の間に不連続面は存在しない。
所詮「程度の差」なのだ、ということを皆が肝に銘じない限り、事態は改善されないのではないか。
そう思うのだ
コメント (2)
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