そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

今さらながら、DJ OZMAの件

2007-01-10 23:49:47 | Entertainment
DJ OZMA関係者がNHKに謝罪文(日刊スポーツ) - goo ニュース

いったい誰に何を謝罪しているのだろうか?

750件だか1000件だか苦情が寄せられたというが、紅白の視聴率は下がったとはいえ30%を超えているという。
3世帯に1世帯は視ていることになり、単純計算でも視聴者は3000万人以上だ。
そのうちの1000人が文句を言ったからといって、それがどれほどの問題なんだろうか?

もともと紅白を視る習慣はないのだが、ヨメが好きなので、今回はずっとチャンネルを合わせていた。
DJ OZMAの出番はたまたま他の事をしていてよく見ていなかったが、後で三宅アナウンサーが視聴者からの苦情を受け、「あれはボディスーツです」と説明している場面は見た。
その場面で、会場の観客からは「そんなことで苦情きてるのか~」みたいな笑いが漏れていたが、その反応がすべてを語っているのではないか。

いくら不祥事続きのNHKとはいえ、会長が年頭の挨拶で謝罪。
所属事務所とレコード会社にも謝罪させる。
うるさいからとにかく謝っとけば済む、という構図が見て取れる。
世間もマスコミも、どうしてこう謝らせることにやっきになるのだろうか。

NHKもそろそろ、「全ての視聴者に向けた番組作り」という無駄な努力を放棄したらどうなんだろう。
今回の紅白は、見てて恥ずかしくなるような余興や司会者と出演者のやり取りがだいぶ減って、ちょっとマシになったような印象だったのだが。
コメント
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