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喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



自粛の夏ですが、ずっと外出を我慢するのはいろいろとよくない。。ということで、まだ登ったことがない加波山に行ってきました。加波山は結構前から興味を持って、筑波連峰もいつかは縦走してみたいと思いますが、今回はまずは加波山単体を攻略します。単体とは言え、山頂付近には神社がたくさんあって見どころが多い山だったと思います。筑波山は完全に観光地化していますから、自然を楽しめるつくばの登山と言えば、加波山の方が上のような気がします。加波山事件などの歴史もあるこの山、十分予習して臨むと、より楽しめると思います。



まずは加波山神社を目指す。筑波山あたりはよく行くが、真壁となるとかなり久しぶりです。



加波山神社の駐車場に停めて出発。登山マップでは、ここが一合目となっています。平日だからか、コロナの影響からか観光客は誰も居ません。



登山とは外れるが、加波山神社は行ったことがなければ、ぜひ立ち寄って見学をおすすめします。古い神社かと思ったら、新しく、社殿も派手



天狗と竜、そして、筑波山ならではのガマといろいろ揃っていて見ていて楽しかったです。社殿の中は撮影禁止。

登山の安全を祈願したらいよいよ出発です。加波山のふもとまでは少し歩きますが、自然を楽しみながら歩けばすぐです。ただ、すでに30℃は超えている中だと結構体力を消耗します。もっと上にも駐車場があるみたいなので、場合によっては上の駐車場を使った方がよさそうです。



寝不動尊への分岐が登場。実は今日は事前にルートは調べておいたものの、どのルートから行くかまではノープランだったので、寝不動尊を見学してから考えようと思った。



小川に橋が架かっている。これが5合目への脇道か。これはメジャーなルートではないと思うが、マップにはしっかり描かれているし、こういう山道の方が個人的に好みなので、このルートから進むことにした。5合目まで目安約40分だし、最悪どうしようもない道だったらば戻ればいいだろう。



もちろんどうしようもない道なんてことはなく、しっかりと道は整備されていた。とにかく8月の低山登山は暑い。入って即、この発汗量です。熱中症が心配なのでこまめに水分を取りながら進む。



この時期、きのこも結構出てくる。これはウラムラサキシメジ。微量な毒キノコともいわれるが、父の好物で一昨年くらいは結構食べた。途中スズメバチが1匹いたので、そこはすきを見てダッシュで切り抜けた。山道以外はほとんど歩く余地もなさそうな茂みだったからな、巣があってもおかしくありませんね。



やがて湿地帯のようなところに出て、さらに進むと採石場の傍の道へ。山道を楽しむなら、寝不動尊からの道は結構おすすめかもしれません。傾斜も難易度も緩いです。



ここから車道を歩くが、結構急で一気に歩くのはきつかった。直射日光があたるから暑い。でも脇道にしゃがむと山から涼しい風が下りてきて疲れをいやしてくれます。…とここでもスズメバチが1匹出てきた!休ませて~。



5合目到着。ここからが本丸です。親宮道と呼ばれているようです。



山頂を目指すので登り一本ですが急になったり、緩やかだったり。。いずれにせよ、こう暑いと疲れます。明らかに人工的に切り取った岩。近くに川も通っていますね。



7合目からはが増えてきます。



8合目からは階段も出てきます。



9合目に差し掛かる前に広場のようなところに出てきました。ここは、、、車が入ってこれそうだ。加波山の山頂付近まで車で来られるようなのだが、それがこの道だろうか?



9合目を過ぎるとほどなくして加波山神社の入り口へ到着。ふもとにも加波山神社ってあったんじゃない?ということで、ここでちょっと整理すると、加波山神社自体が3つ存在するようです。それが加波山神社中宮、加波山神社本宮、加波山神社親宮とのこと。これらの拝殿と本殿が分かれているので、山頂付近にはたくさんの神社があるように見えますが、本殿はどれも山頂付近にあるのがマップからわかります。そしてふもとにあるのが、それらをまとめた加波山三枝祇神社本宮で、先ほどはこちらの神社に行ってきたということか。うーむ、きちんとどの神社の拝殿と本殿を理解して登っている人はいないんじゃないだろうか??



かくいう私もまったく分かっていませんでしたがね。まぁ、こういうのはインスピレーションです。自然の雰囲気と、ここが古くから信仰されていたことを感じられるには十分の雰囲気がありました。こちらは親宮御拝殿です。



この時点で登山から神社巡りに切り替わっていますが、まだまだ足元は険しい道が続きます。



次々と姿を現す社たち。左が親宮本殿で、右が、加波山に登ったらぜひ撮っておきたい撮影スポット「たばこ神社」です。



中宮本殿。この近くの大岩で昼食としました。といってもつぶあんコッペだけです、おやつみたいなものですね。ここまででペットボトル1.5本を消費。タオルは3つ消費です。タオルはもっと欲しいところ。



そしてこれが本宮ご本殿。加波山最高点(709m)です。いやぁ、ほんと数分おきに神社がでてくる上、あまり見た目も変わらないから第三者 から見ると、「へぇ~」で終わってしまわざるを得ない^^;もちろんそれぞれの社殿に信仰があるわけですがね。



本殿の付近には岩切ご隠居と呼ばれる巨石群が!パノラマでも収まらない規模です。



やがて、本宮御拝殿が現れ、今回はここから下山します(本宮道)。ものすごい急で不安定な足場の階段!



登りの時にもあった開けた場所が本宮道にもあった!やっぱりこの道路は親宮道とつながっているんだ。構造が分かってきた。



ここからは変哲もないというか、、、一本の下山道でした。こっちから登っていないからわからないが、本宮道の方が急なんじゃないかという気がしたな。結構な斜面をずっと下りていた気がする。



気温も大分高くなってきた。車道のようなところに出るが、草ボーボーで実際普通車で通るのは無理だろう。



本宮道の入り口に到着。こうして入り口から見てみると、この道本当に行けるのか?という感じもする。



登山口の近くには岩切大権現と書かれた銅像みたいものが置かれた広場があった。これはなんだろう?中に入れなかったが、不気味な感じではある。



桜観音に手を合わせて、車道を下る。すると、ほどなくして寝不動尊の分岐が見えてきた。これで今回の登山も終わりかな。親宮道~本宮道を周回してきたが、なんとなく全体感は概ね掴めたものの、マップで見る以上に分岐が多いので、まだまだ散策する余地がありますね。そして、ここからの縦走もぜひやってみたいと思います。今回のルートは、3時間もあれば回れるし、これはこれで気軽に楽しめるいい道だと思いました。

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【登山・ハイキングデータ】
※YAMAPのアプリ使用

■日時:2020年8月4日(火)
■気温:33℃(桜川市最高気温)
■登山時間:3時間6分(昼食10分含む)
■天気:★★★★☆:4.0
1日を通じて良い天気。
■疲労度:★★★☆☆:3.0
暑さでやられた
■スリル:★✬☆☆☆:1.5
危険個所はなかったが、スズメバチ×2と遭遇
■景観:★★★★☆:4
景観自体は楽しむところはなかったが、山頂の社殿巡りは加波山ならではで楽しめた。


■登山ルート



■活動距離:5.9km
■累積標高上り/下り:626m / 620m
■各ポイント通過記録(☆が最高地点)
 ・10:44 加波山神社到着・神社観光
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 ・11:00 加波山神社発(1合目スタート)
 ・11:05 寝不動尊
 ・11:32 採石場前道路
 ・11:42 親宮道5合目
 ・12:21 親宮御拝殿
 ・12:42~12:53 親宮本殿前にて昼食
 ★12:55 本宮本殿(最高点709m)
 ・13:02 下山道へ(本宮道)
 ・13:46 本宮道入り口 3合目
 ・14:06 加波山神社着(ゴール)
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■消費アイテム:ペットボトル2本(3本持って行ったが適量だった)
      タオル4本(足りなかった6本くらいあるとよい)

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