徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツ語の本-Potilla und der Muetzendieb

2018-11-25 18:46:31 | ドイツ語の本


本の交換場所でソクチくんが借りた本(ファンタジー)だったので、全く読む気はなかったけれど、『対象年齢は10歳以上だし、読みやすいと思うから読んでみたら』と言われて読み始めた。

タイトルは、『Potillaと帽子泥棒』。Potillaは妖精の女王で、赤い帽子がないと自分の国に入れない。泥棒にその赤い帽子を奪われ、国を乗っ取られた。人間の子どもの助けを借りてその赤い帽子を取り戻し、自分の国も取り返す話。

181ページの本で、今まで読んだドイツ語のどの本よりもページ数は多かったけれど、字は大きいし、余白もたっぷり、その上1ページ丸ごと使った挿絵もところどころにあり、実際はそれほど長くはなかったと思う。

ファンタジーはあまり好きではない、と思いつつも、ストーリーが面白くて先が気になり、

2週間程度

で読み終わった。ちなみに、ソクチくんは2,3時間で読み終わった。

今まで読んだドイツ語の本は、70~80年代に書かれた子供探偵っぽいものばかりで、

当時の子供が使っていたスラング

が多用されていて、辞書にも載っていないことが多く、読みにくかったけれど、この本は、スラングもなく、イディオムも基本、辞書に載っているものばかりで読みやすかった。

ところどころ、代名詞が何を指しているのか見失うこともあった(例えば、1つの文章に「er」と「der」があると、『(前の文章の)どっちの男性名詞が「er」になっているのかな?』と考える)けれど、文法も中級レベルで十分なので、

辞書を引き続ける根性

さえあれば、楽しめると思う。

この本には、Potillaを助ける少年のいとことして双子が登場するけれど、ストーリー上双子でなければならなかった理由も最後にわかるし、登場人物それぞれに役割はあるし、起承転結がハッキリしていて良かった。

本の状態も良いので、このまま手元に置いておこうと思う。



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