勝手に「klein(小さい)」シリーズと読んでいるオトフリート・プロイスラー(Otfried Preußler)の3冊。写真の右からDie kleine Hexe(魔女)、Der kleine Wassermann(水の妖精)、Das kleine Gespenst(おばけ)。
この著者の作品で日本でもっとも有名なのは「大どろぼうホッツェンプロッツ」シリーズだと思う。写真の3冊はソクチくんの所有物なので、大どろぼうホッツェンプロッツシリーズも持っているかと聞いたら、『
LP
ならあるよ』と言われた。ドイツ語を聞いても分からないから遠慮しておいた。
さて、写真一番右の魔女は、4月29日、30日に丸2日間かけて読み切った。ページ数はたった127ページだったけれど。
ドイツでは、4月30日から5月1日の間の深夜0時にブロッケン山で魔女が盛大な祭りをする(ヴァルプルギスの夜)と言われている。この本は、その祭りに127歳のひよっこ魔女(Die kleine Hexe)がまだ参加資格がないにも関わらずこっそり参加したが、他の魔女に見つかり退散させられる。大魔女に「良い魔女になったら来年の祭りの参加資格をあげる」と言われて1年間人間たちを助けるが…と言うもので、せっかくなのでその祭りに合わせて読んでみた。
対象年齢が6歳からとなっているので、ドイツ語自体はそれほど難しくなく、ストーリーもかわいらしく子供向け。
次に読んだのは写真真ん中の水の妖精。ソクチくんに『Wassermannって何?』と聞いたら『
河童
だよ。
はげてない
けど』と言われた。『いや、あれははげてるんじゃなくてお皿だよ』と一応訂正しておいた。
辞書で調べたら「水の妖精」となっていたので、水の妖精としたけれど、本を読むとWassermannには指の間には水かきがあって、足が乾くと病気になる、とあったので、「水中に住む架空の生物」と言うことなのでしょう。
ストーリーは、Wassermannが生まれてからの1年が書かれている。いたずらをしたり、人間の子どもと仲良くなったり微笑ましい。最後は沼の表面に氷が張り、外に出られなくなったため
冬眠
で終了。「水の妖精」というイメージではなかった。
辞書を引きながらだけれど、「結構読めた!」と調子に乗り、写真一番左のおばけも読もうと思ったけれど、接続法で書かれるはずのところが直接法で書かれていた(現在の話なのか、仮定の話なのか分かりにくい)り、なじみのない単語が多かったりして断念。ソクチくんに聞いたら、『(この話には、中世の騎士が出てくるが)当時は接続法も直接法が使われていたから』らしい。
単語については、今まで子どもたちの冒険やちょっとした謎解きの本を読んでいたから、騎士に必要な単語は知らなくて当然か。
というわけで、この本はまだ読んでいない。
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