国際交流基金主催の「Japanese Film Festival online」の4本目は、この映画祭を教えてくれたタンデムパートナーが『とてもよかった。次の日本旅行ではぜひ北海道に行きたい』と言っていた2012年公開の三島有紀子監督の『しあわせのパン』(英語字幕付き)。
北海道の田舎でおしゃれなカフェを営む夫婦の物語で、たぶん多くの人が「こういう暮らしに憧れる」と思うだろう生活が描かれている。こういう雰囲気を好きな人は楽しめる映画だと思うけれど、私はついつい現実を映画に持ち込んでしまうため、合わなかった。
カフェ、どうやって採算を取っているんだろうとか、オーブン、外にあるみたいだけれど、冬の間も稼働するのかしら?とか、若い女性客がシャワーを浴びているところに知り合いの青年にタオルを持って行ってもらうオーナー妻、などの描写を見て『これは憧れの生活を描いたメルヘンまたはファンタジー(オーナー夫婦は互いに『りえさん』『水縞くん』と呼び合って微妙な距離感を醸し出しているし)』と思って見たけれど、最後、りえさんが妊娠して、「100%メルヘンというわけでもないね」と、よく分からない映画だった。オーナー夫婦が縁もゆかりもない場所でカフェを開くことになった経緯や夫婦の謎の距離感も、意味ありげに語られていたけれど結局分からなかったのがちょっと消化不良。
映像は色遣いや小物の配置などがとてもきれい(そしてそれらが主演の原田知世さんにぴったり合う)だった。
北海道の田舎でおしゃれなカフェを営む夫婦の物語で、たぶん多くの人が「こういう暮らしに憧れる」と思うだろう生活が描かれている。こういう雰囲気を好きな人は楽しめる映画だと思うけれど、私はついつい現実を映画に持ち込んでしまうため、合わなかった。
カフェ、どうやって採算を取っているんだろうとか、オーブン、外にあるみたいだけれど、冬の間も稼働するのかしら?とか、若い女性客がシャワーを浴びているところに知り合いの青年にタオルを持って行ってもらうオーナー妻、などの描写を見て『これは憧れの生活を描いたメルヘンまたはファンタジー(オーナー夫婦は互いに『りえさん』『水縞くん』と呼び合って微妙な距離感を醸し出しているし)』と思って見たけれど、最後、りえさんが妊娠して、「100%メルヘンというわけでもないね」と、よく分からない映画だった。オーナー夫婦が縁もゆかりもない場所でカフェを開くことになった経緯や夫婦の謎の距離感も、意味ありげに語られていたけれど結局分からなかったのがちょっと消化不良。
映像は色遣いや小物の配置などがとてもきれい(そしてそれらが主演の原田知世さんにぴったり合う)だった。
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