徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

学会

2009-05-15 02:06:16 | 勉強
初日に会場で受付をした。受付で名札、参加費振り込みの領収書を受け取った後、

リュックサック

ももらった。中身は、要旨集、会場案内図、ノート、ボールペンとその街の地図。リュックサックに入れる、というのがドイツだなぁ、と思った。日本ならおそらく、紙袋かエコバッグか、予算によっては茶封筒か、といったところだと思う。

この学会はスポンサーがいくつか付いていて、リュックサックはNECドイツが担当したようで、学会の名前とNECのロゴが付いていた。NECは私だけでなく、おそらく多くの人が『エヌイーシー』と呼ぶと思うけれど、ドイツでは

ネック

と呼ばれているらしい。

この学会、午前に1回、午後2回(そのうち1回はポスターセッション+休憩)休憩があり、コーヒー、紅茶、水、ジュースのほか、ケーキやクロワッサンなどが出された。しかも、毎回違うケーキが出された。すごい。

今回私が参加したのはConferenceと呼ばれるものなので、私が日本で参加した学会とは種類が異なるのかもしれないけれど、今回、『違うな~』と感じたのは、

全員が同じ会場で発表したこと

日本で学会に参加した時は会場は大学で、テーマによって発表する教室が違い、参加者は聞きたい会場に発表ごとに移動し、時には同じ時間に発表が重なり、聞けないこともあった。

全部の発表を聞けるチャンスがあるのはいいけれど、学会が1週間、っていうのは長いな、と思う。全く興味関心のない分野もあるし。


中日の午後、近くのバロック宮殿を見学に行った。チケットが120枚用意されていたけれど足りなかったようなので、少なくとも150人くらい学会に参加したことになる。中には、ポスター発表を申し込んだけれど会場には来ない、と言う人も多くいたので、申込者はもっと多かったと思う。

バロック宮殿はレンガ造りの左右対称な建物。1700年くらいに建てられたらしい。中の調度品はオリジナル。フランスのベルサイユ宮殿をまねたらしい。
ホールの彫刻や絵画や床はとても素敵だった。床は大部分が貼りかえられたけれど、一部オリジナルが残されている。