徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

学会で-前日

2009-05-14 04:23:59 | 勉強
学会の前日から開催場所へ滞在した。私の研究室からは本当は7人が泊まりで参加するはずだったけれど、諸事情から5人だけになった。

当日、私は教授とポスドクと4人で開催場所に移動した。ホテルにチェックイン後、ポスドクと教授はミーティングを兼ねながら飲みに行き、私は街をうろついた。

小さい町だけれど、私が住んでいる街にはない、かわいらしい雑貨がたくさんあり、ウィンドウショッピングも楽しかった。

何件か見た後、ケバブ屋さんから手を振っている男性2人組を発見した。
1人は同じ研究室の人、もう1人は同じプロジェクトに参加していて、ワークショップで何度もあっていて、比較的仲のいいフランス人。

彼らと合流した後、バーでお酒を飲むことにした。そこでドイツ人が私にナプキンを渡し、

折り紙してみて

というので、風船か鶴を折ろうかと始めたら、フランス人が、

白鳥?紙あげるからそれで折って!

とリクエストしてきた。『いや、白鳥じゃなくて鶴だよ』とは言ったけれど、伝わらなかったのか、彼は最後の最後まで白鳥を期待していて、出来上がった鶴を見て、『白鳥じゃない』、とあからさまにがっかりしていた。

それでも、折りあがった鶴を見て、『すごい!』と喜んでくれ、『僕が知っているのはこれだけ』と、彼も何かを折り始めた。

ものすごく単純に折っていっただけだったけれど、『できた!』といって見せてくれたものは、

王冠→鳥→舟→家

などと、順に変化するものだった。覚えたかったけれど、複雑すぎてあきらめた。


ホテルは会場から徒歩5分くらいの場所で、私の部屋からは

宮殿が見えた

というより、道路を挟んだ向かいが宮殿。でも、5人で泊まり、部屋から宮殿が見えたのは私だけ。当たりを引いたようだ。
部屋は1人1部屋だけれど、ジャーマンツイン(ダブルベッドだけれど、マットはシングル2つ)で、サイドテーブルもソファもあって、広かった。シャンデリアが素敵だった。