徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

終了

2007-11-21 16:57:55 | 勉強
ディフェンス(口頭発表&質疑応答)が終了し、なんとか修論が終了した。通常2年のプログラムに丸3年かかった…

まったく面倒を見てくれなかったポスドクが、最後、面倒を見てくれた。が、おかげで

論文本体の結論とプレゼンの結論が微妙に違った

それはともかく、彼にプレゼンの資料を見てもらってアドバイスしてもらったり、ディフェンスの前日、研究室のみんなに声をかけてくれて発表の練習をさせてくれたり、いろいろしてもらった。

その練習後、「このデータのアニメーションを入れたら?」と言われ、同僚がそのアニメーションを作ってくれることになった。が、その日、研究室のPCのネットワークが不調で、同僚が「じゃあ、家からメールに添付して送るよ」ということになった。

その日の夜、彼からメールが届いた。

44メガだからさ、添付できないんだ。明日の朝、USBスティックに入れてあげるよ

と。ディフェンスは午後4時から。そして、午前中はベビーシッターをすることになっていたので、大学到着は午後2時予定。ひぇ~。2時間でそのアニメーションをパワーポイントに貼り、内容を理解して、英文を作成して…
盛りだくさん。間に合うのか?

で、当日2時くらいに同僚のオフィスに行ったら、同僚がそのアニメーションを私のパワーポイントに貼り付け、動作確認までしてくれた。

Linuxでアニメーション作成、Windowsでプレゼン

だったせいか、うまく動かない。いろいろ設定を変え、パソコンを変え、動くようになった。が、私のパワーポイントにはもう1つ別のアニメーションが貼られていたけれど、今度はそちらが動かなくなった。約1時間の試行錯誤の結果、両方のアニメーションを同じPCで動かすのは無理、という結論に達した。

よってそのアニメーションは削除


で、ディフェンス本番。
参加者は教授2人と私。副査の教授は「え?こんなの初めてだよ」とびっくりしていた。たいていはディフェンスをオープンにしなくても発表者の友達などを呼ぶことが多いけれど、私はそれもしなかった。

そして質疑応答。最初の質問が

私の教授から、私が使用していないデータについて

された。ありえません…
私が使用したのは衛星データ。質問はレーダーデータに関して。「レーダーは何をどうやって測定しているの?」

もちろん、質問はそれだけではなかったし、自分でも「質疑応答できていないなぁ」とは思っていた。だけど、例えば、「このAはBと何が違うの?」という質問には自分ではちゃんと答えたと思う(でも副査の教授は不満だったけど)し、そのAを定義するのは面倒を見てくれていたポスドクでも「難しいよね。もちろん、AはBと違うけど、いろいろな仮定があって、正確に定義するのは難しいよ」と言っていたし。

そういう質問を投げかけておいて

発表自体はよかったけれど、質疑応答ができなかったね

と評価されるのは心外。

もちろん、教授に抗議した。「私、レーダーは使っていませんけど」と。教授たちは

土壌や植物分野のことを聞いたわけでなく、気象に関して聞いただけだから、答えられないといけない、知っていないといけない

と言っていた。そんなものなんでしょうかね。

とにかく、これで終了。でも教授に「来週のミーティングのアポ、取っておいて」と言われた。まだ終わらないの?私はもう、教授に用はないから、面倒だ…

でも、いろいろな人が、ディフェンスの前には「Good luck」といってくれ、終わったら「Congratulations」と声をかけてくれたのはすごくうれしかった。
コメント
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