徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ナンパ

2007-05-22 04:45:58 | Weblog
たま~にナンパされることがあるけれど、今回のは結構すごかった。こんなに不愉快になったのは初めてかも。

家に帰ろうと思ってバスに乗り、電車に乗り換えるとき、「Excuse me」と声を掛けられた。遠くから聞こえたので、「私?」と思ってそちらを見ると、男性がにっこりとして、「あそこの大学で勉強しているの?」と聞かれた。あぁ、同じ大学の人ね、と思っていろいろ話し始めた。

彼と私の目的地が一緒だった。彼が、「お茶でも・・・」と言い出した。私はてっきり「今度」だと思って「そうね」と頷いたら、

今日

だった。まぁ、することもないし、英語の勉強になるし、友達になれるかもしれないし、いっか~、と思って電車に乗ったら、私の部屋についていろいろ聞いてきた。

もしかして部屋に来たい・・・?

目的地に着いたら、お茶の代わりにアイスを食べながら歩くことにした。歩きながら彼はしつこく「部屋はどっち?」と聞いてきた。適当にごまかしていたけれど、彼は、しきりに

部屋で話そうよ。お互いよく知るためにさ

と言い出した。危険!!と思い、「私たち、初めて会ったばかりでしょ。日本の文化ではよく知らない男性は女性の部屋には入らないものなの」と言ったら

僕の文化も同じだよ。でも僕たちはドイツにいるんだよ。何が悪いの?何を怖がっているの?もういい大人でしょ?

と言い出した。「こいつ・・・」と思い、「怖がってはいないけれど、そういうのは私が好きじゃないの。もっとお互い、よく知ってからね」と言ったら、今度は

トイレに行きたい

と言い出した。こういうのは万国共通なのかしら。近くに公衆トイレがあるかどうか知らないので、「トイレだけ」と言うことでアパートに入れた。彼のトイレが終わると、もちろん強制的に出かけた。彼は「え~、本当に出かけるの?」って感じだったけれど。

その後もしばらくは話をしたけれど、内容が全部「彼氏・彼女」の話でうんざり。「絶対に部屋には入れない」と言っているわけではないのに、

こうして外で話をするのって、あまり心地よくないんだ

と言い出し、「ドイツに来てからエッチしてないんだよね」「自分の国にいたときは年上の彼女がいて、彼女は一人暮らしだったから僕がよく彼女の部屋に行って一緒に寝たんだよね」「一度良さを知っちゃうと忘れられないよね」と言い出したので、私も我慢の限界に来て

あのさぁ、エッチしたいだけなら別の女の子探してくれない?

と言ってしまった。もちろん、彼は「エッチしたいだけじゃないよ」とは言ったけれど。その後も「部屋で話したりTV見たり(私、持っていないけれど・・・)、DVD見たりしようよ」と繰り返していたけれど、却下。DVDに至っては、「DVD見ない?」と彼が聞いたので私が「・・・今日?」と聞き返したら、

明日?明後日?もしかして僕は明日は死んでいるかもしれないんだよ

と言い出した。もう、帰りたい・・・はっきり言って時間の無駄でしかないような。
ということで、帰ることにした。

帰り際、彼が、「次はいつ会える?明日、来ようか?僕、夕方5時以降は時間あるから」と。この時点ですでに私は夕方以降は彼に会うつもりはなかったから、「私、バイトもあるから、メンザでランチしようよ」と提案したら、

あ、僕、メンザでランチしないんだよね。ほら、僕、夜遅く寝て、朝も遅いからさ

あのさぁ、「お互いよく知ろう」って言うんなら、ランチデートからスタートで良いんじゃない?私のために一緒にメンザでランチしよう、とか、そういう気にはならないわけ?もう、「エッチしたいだけ」の人に決定でしょう。

「メールでさ、いつ会えるか連絡して」と、メールアドレスを教えてもらったけれど、書くことはないでしょう。

もっとさ、我慢強くなったほうがいいよ、と何度となく言ったけれど、「無理」の一言で片付けられてしまった。それにしても、彼が、「外で話すのは心地よくない」といったときに、「私は良く知らない人と私の部屋で2人っきりで話すのは心地よくない」と言えばよかった。本当に私の気持ちを尊重しない人だった。
コメント
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