退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「受け止め切れない『密度』のある本と『エルム街の悪夢』を元にした残念な映画」について

2024-09-27 02:20:05 | Weblog
くもりときどき晴れ。急に日が短くなったような。

山田順子「時代考証家のきもの指南」を見て読む。

タイトルには「歴史・文化・伝統がわかる」という前置きがあり。
素人にはいささかキツい内容か。

「情報過多」の上にビジュアルが今ひとつ。
著者の「伝えたい気持ち」は重々わかるものの。

あまりの「密度」についつい腰が引けてしまった次第。
「襦袢」が「ポルトガル語由来」並みのネタがふんだんにあれば気楽に。

「知っていること全部」がいきなり来たら。
読者には荷が重すぎることになるだけ。

せっかくの「知識」がうまく伝わらないのはもったいない限り。
たぶんこれも編集者の仕事の不十分さがもたらしたもの。

エマ・タミ「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(’23)を観る。

設定は悪くないのだけれど。
アメリカではよくある「少年誘拐」が基本に。

前半の描写のもたつきぶりが何とも。
「ファイブ・ナイツ」だから「DAY1からDAY5」というシンプルな形式にすべきではなかったか。

主人公マイクの描写はもっと削ってよし。
「意地悪な叔母」ジェーンの存在も活きていず。

警官ヴァネッサの「父娘関係」も要らず。
べビーシッターのマックスとその兄についても同様に。

タイトルに「フレディーズ」とあるように「エルム街の悪夢」(’84)由来な模様。
夢の中での出来事が現実になるのを覚えておこう。
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