退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「やはり『凄い人』と歴史の複雑さと『第二次大戦前夜』な雰囲気あるいは魅力的ではあるが微妙な映画」について

2024-04-14 03:29:00 | Weblog
晴れ。いつもと違う時間に出かける。

小林信彦「<超>読書法」を久方ぶりに読み返す。

単行本は1996年に。
ほぼ30年前か。

この頃から「劣化」は始まっていた模様。
いや「戦後すべて」がそうだったのだと言ってもいいのだろう。

「吉田茂・白洲次郎ライン」がいつのまにか「米国追従」になり。
どうやら今後も続きそうで。

イェジー・コシンスキ「異端の鳥」に本書で触れていたのを忘れ。
著者の「凄さ」をあらためて。

マル激を観る。

今回のゲストは遠藤乾。
欧州とロシアの「歴史」を学ぶ。

岸田首相の米議会での演説の中身たるや。
いつのまに「グローバル・パートナー」とやらになったのやら。

防衛費が「GDPの2%」になったのも所詮アメリカの言いなりで。
「没落」が確実な国に盲従するしかないというのはいったい何なのだろう。

フランスではルペンが大統領になるのが「濃厚」だったり。
なるほど世界は「第二次大戦前夜」な趣き。

ロシアがかつてのドイツになるのかどうか。
かの国にとって「NATOの拡大」は「ベルサイユ条約」に近いのやもしれず。

ポール・シュレイダー「カード・カウンター」(’21)を観る。

主演オスカー・アイザックとティファニー・ハディッシュの魅力に尽きる。
そこにタイ・シェリダンが絡んで。

「アブグレイブ刑務所」におけるアメリカの「罪」がもたらしたものとは。
「悪玉」ウィレム・デフォーがコンサル会社など作って生き残っているのも忘れずに。

「ブラックジャック」による賭けは「人生」に近いのか。
ただしラストは微妙。

もっとも「All you need is love」というメッセージだと解釈も出来。
こんなところで「E.T」がふたたび。

全体に「透明な映像」がいい感じ。
「贖罪」という「いかにもキリスト教」な価値観については「留保」しておく。
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