退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「新たな読書パターンを試してみることあるいはとにかく愉しいミュージカル映画」について

2020-05-13 01:16:43 | Weblog
晴れ。上着なしで出かける。

行き帰りの電車で試しに橘玲「上級国民/下級国民」を再読。

やはり電車の時間だけでは長めのものは読めない感じ。
「一気に読み終える愉しさ」とはお別れすることになりそう。

時間はたっぷりあることだし急ぐ理由もない。
今後はこのパターンでいくか。

PART1の「団塊世代の雇用を守るために若者の雇用が奪われた」というのに納得。
どこまでも厄介なオッサンたちではある。

PART2の「モテ/非モテ」については微妙。
「モテること」にそれほどの意味があるのかどうか。

PART3の「世界のリベラル化」が「自己責任」を増大するというのにはふむふむ。
人々は「どこでも暮らせる人」と「ここでしか暮らせない人」に分かれるとも。

個人的には「隠居」なので後者だということになりそう。
繰り返すが本が読めて映画が観られて酒が飲めれば十分。

ヴィンセント・ミネリ「バンド・ワゴン」(’53)を何度目かの再見。

冒頭に二度アステア扮するトニー・ハンターが貶されるのを忘れている始末。
「バイ・マイセルフ」が最初の方と最後の方に流れるのは覚えていたけれど。

「ザッツ・エンターテインメント」は楽しく「ダンシング・イン・ザ・ダーク」はロマンチック。
「アイ・ラブ・ルイーザ」「ルイジアナ・ヘイライド」「トリプレッツ」もあり。

「ガール・ハント・バレエ」はレイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」の趣き。
映画ではハンフリー・ボガートとローレン・バコールで(’46)。

シド・チャリシー(シャリース)のダンスと脚線美よ。
カメオで出るエヴァ・ガードナー風にもなって。

ナネット・ファブレーのキュートさも忘れずに。
いわゆる美人ではないけれど可愛さは百点満点。

いやはや観ているだけでしあわせになれる作品。
今どきのような「ひきこもり」の時期にはうってつけ。

詳細を是非確かめて頂きたいもの。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする