退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「妙な眠気と『反戦映画』としてのゴジラあるいは妻への愛情が支える行動」について

2020-05-01 02:10:25 | Weblog
快晴。暑い。

GW前の最後の仕事を淡々とこなす。
このところ食後に眠くなるようになった。

本多猪四郎「ゴジラ」(’54)を久方ぶりに観る。

忘れているシーンが多いのに驚く。
こんなに「反戦映画」っぽかったのかとも。

河内桃子のピュアでキレイなこと。
宝田明も平田明彦もまだ「顔が出来ていない」感じ(3人の関係にも戦争の影響あり)。

「長崎の原爆を生き延びたのに」という東静子よ。
「爺様」の高堂国典も「若い」ような。

「戦後9年目」だから「空襲による廃墟」のイメージもリアルだったのだろう。
円谷英二の特撮をしっかり味わおう。

撮影・玉井正夫と美術・中古智は「溝口作品」でお馴染み。
もちろん伊福部昭の音楽も素敵。

志村喬、村上冬樹の二人の「学者ぶり」にふむふむ。
「平和への祈り」を歌う桐朋女子高等学校の女子生徒たちの姿も後半に。

「東宝ニューフェイス第6期」つながりで佐原健二や藤木悠の姿もちょいと。
代議士の菅井きんが「事実を明らかにせよ」と訴える姿も。

当時の東京の映像が見られるのも忘れずに。
ハワイアンが流れているのに時代を感じたりも。

シェーン・アビス「インフィニ」(’15)を観る。

時代は23世紀で貧困に苦しむ9割の人々は生活のため
「スリップストリーム」によって惑星に転送されそこで仕事をするのだがというお話。

ウィット・カーマイケルは妊娠中の妻を振り切って仕事に。
「異常事態」を唯一生き残った彼のために救助隊が出かけるものの。

地球から最も遠い惑星インフィニに到着早々に救助隊のメンバーたちは感染してしまい。
血液に触れるとすぐに凶暴になるはずがなぜか主人公はその影響を抑えることが出来。

必ず帰ると約束した妻を思いつつひたすら「生き残り」を目指す。
「感染もの」に「エイリアン風味」と「スフィア」を加えたような内容。

結局彼が「未知の存在」にメッセージを送るのがポイントだったり。
「応え」がきちんと返されるラストにふむふむ。

ちょいと「東京喰種」みたいな描写もある。
もっとも「戦い」は案外アナログだけれど。
コメント
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