退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「好ましい文章ふたつ」について

2014-01-29 03:38:08 | Weblog
晴れ。おだやか。

佐々木中「この熾烈なる無力を」を読む。

「後世畏るべし」という印象。
ちゃんとこうした好ましい人は出てくるものか。

著者にはどうやら「扇動する力」がある模様。
今後とも大いにやっていただきたい。

当分お付き合いするつもりは満々。
とりあえず「アナレクタ」というこのシリーズを。

気が付けばなぜか番号が「4」。
無意識に「搦め手」から接触することになるのはいつものこと。

もちろん順序にこだわる必要などなく
「楽しい時間」が過ごせればいいだけ。

知り合いの若い女子から「エントリー・シート」のチェックを頼まれる。

生真面目でどこか抜けているところもありつつ
不器用だけれど腰のすわったキャラクターがありありとわかる文面に思わず笑う。

そのままでいいとは思ったものの
いちおう「世間並みの基準」であれこれと言っておく。

主語と述語がいつのまにか不明になったり
思い付いたことが途中で強引にねじ込まれているような内容。

とはいえ少なくとも彼女のキャラクターは実によく表れていた。
「文は人なり」だとあらためて思った次第。

ちなみに見かけは「アンティークの人形」なので
飲み会の席では「屋根裏でひっそりと朽ち果ててほしい」などと勝手なことを言っていたもの。

当然のようにそれは「おぢさんの独断と偏見に満ちたな感想」なわけで
当人は「嵐」が好きな「ごく普通の女子」ではある。

コミュニケーションの技術にはいささか心許ないところのある彼女に幸あれ。
中途半端に「うまくやる」のはつまらないから。
コメント
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