退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

幻の「サロン」について

2010-12-29 02:53:24 | Weblog
晴れ。ただし激しい夕立ちも。

短い季節労働も終わる。
年明けにはまた少々あるけれど。

小林信彦「面白い小説を見つけるために」読了。

今回読み直して思ったのは
蓮實重彦「凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュカン論」との共通点。

ある対象について描きながら
それがあらためて「面白い物語」になっているところ。

イギリス風とフランス風の対照はあるけれど
いずれも「発想」がよく似ているのが面白い。

ふたりとも映画については「見巧者」でもあるので
なんとか対談してはもらえないものだろうか。

この「ドーバー海峡」は
是非とも越えていただきたいもの。

間違いなく素敵なものが生まれそうだし
そこに和田誠と山田宏一、山根貞男や森卓也、長部日出雄が加わったらほぼ「最強」だと思う。

さらにまだまだ現役な双葉十三郎がときどき口をはさむ設定で。
想像しただけでワクワクするこの企画を誰かが実現してくれることを願う。
コメント
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