退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

指針について

2010-01-16 00:14:17 | Weblog
くもり。夜に少しだけポツリ。

白川静「孔子伝」を途中まで読む。

「桃李言わずとも 下自ずから渓を作す」と言う。
伝記にどのように書かれようと孔子がそうした人物であったことは確か。

ただしあまりに理想家過ぎるので
現実に働きかけるのはうまくいかなかったよう。

言われてみれば彼の周囲には
圧倒的に若者が多いのもその証拠かもしれない。

今まで読んだところでは
自分に似た陽虎(陽貨)を嫌ったあたりに人間味が感じられる。

人はどうでもいい相手には無関心だけれど
そうでない相手のことは好きになったり嫌いになったりする。

感情が動くかどうか。
そうした角度で自分や相手を見直してみるのもまた一興。
コメント
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