かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

こんなに入るの!?

2006年09月13日 22時02分32秒 | 一般
今日の診断学実習は泌尿器科である。不覚にもやや遅刻してしまい、気まずい思いをしてしまった。今週は生殖器というくくりで扱われており、一昨日は女性で今日は男性ということになるだろうか。
最初にいろいろとさされつつ尿路系の確認をしたのだが、色々知らないことがあって冷や汗をかいた。さすがに左腎静脈が上腸間膜動脈と腹大動脈にはさまれていることは覚えていたが、ナットクラッカー症候群は頭になかった。内腸骨動脈の枝は解剖の再試験が終わった直後は覚えていたが、今となっては相当忘れている。精巣の発生も完全に忘れていた。いやいや恥ずかしい限りである。
その後着替えて手術室の中を見学。思ったより手術室の数は多かった。そして、実際にいくつかの手術をしていた。ちらっと見ただけだが、なかなか興味深い光景だった。そのあと、前立腺の触診をさせてもらった。自分が患者だったら嫌だろうと思ったので、手早くすませた。そのあと、尿道にカテーテルを入れるのを見たが、麻酔をしているとはいえ、見ているとなんだかむずむずしてきた。かなり衝撃的な眺めだったらしい。
その後は外来の診察室などを見せてもらって、4時過ぎに終了。なかなかやることの多い実習だった。
ところで、今日は涼しくて上着を着てちょうどいいくらいだった。涼しい雨ならまだいいと思うべきか。