かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

コントロール向上の反面

2005年04月30日 22時39分14秒 | 野球
今日は検見川で野球。何で検見川でやるかというと、そこにマシンがあるからである。この間故障し、合宿に大きな影響を与えたこのマシンであるが、今日もその期待を裏切らなかった。直ったという報告があったのだが、実は直っていなかった。全くとんでもない話である。というわけで、今日はフリーで投げることはないと思っていたが、登板の機会がめぐってきた。フリーでの話。バントを2球成功させるはずだったのが、全然うまくいかないで結局全部バントというオチが付いた。こんなところじゃ全然笑えない。ただただ自分のあほさ加減に腹が立つだけである。これが投げる方にも影響しないか不安だったが、結果からいえば杞憂だった。コントロールはかなり良かった。とくにカーブのコントロールは良かった。いわゆる「キモいカーブ」である。ひょっとしたら検見川でしか投げられないのかもしれないが。投げていたら左手中指に血豆ができて、しかも投げている途中でそれがつぶれた。血染めのボールを投げるところまではいかなかったが、ストレートのコントロールが多少乱れた。しかし、何とか投げ抜いた。後で「スプリットだ」と酷評された。残念!そういうヤツにはカーブ斬りだね。
今日は夜に飲み会があった。新歓コンパの第2弾である。ここで失敗をしてしまった。前もって撒いておいたビラには「青いジャンパーを目印に」とあったが、だれも青いジャンパーを着ていなかった。自分も急いで家を出たがためにうっかり忘れてしまった。まことに無念である。まあ、あったからといって何か変わったかといえば、おそらくほとんど変わりはなかったであろう。

メインとサブ

2005年04月29日 20時50分24秒 | 雑談
今日ちょっとしたピアノの演奏を聴く機会がありました。今では完全に忘れてしまい、音楽への関心もだいぶなくなってしまいましたが、大昔にちょっとだけピアノをかじったことがあります。その頃を少し思い出しました。
さて、何が一番大変だったか。ピアノの演奏は右手で旋律を、左手で和音を弾くというのが基本です。当然旋律の方が強く聞こえてこないといけません。ところが、僕は左利きで生来左手の方が強いので、普通に弾くと逆に左手の方が大きい音になってしまうのです。常に意識して右を強くしなければなりませんでした。これが大変で大変で。ピアノの演奏自体が右利きを想定して作られているのでしょうか。右利きであることを想定して作られたものを左利きが使うハメになったとき、右利きには理解できない不便が起こります。こういう体験は私だけではないと思います。
自分が弾くとメインの旋律はサブの和音の中に潜ってしまいます。メインとサブに明確に分かれているとき、サブはメインをたてなければならない。しかし、存在感が無さすぎてもいけない。全体を左右するのはむしろサブの方なのかもしれません。両者がバラバラでもいけない。サブあってのメインだということですね。

あ、あつい・・・

2005年04月28日 22時07分52秒 | 野球
今日は本当に暑かった。最高気温は28度だったとか。きっと日なたのグラウンドでは30度近くになっていたに違いあるまい。去年の夏など40度以上の中で野球をやっていたが、あのときは想像を絶する暑さといえた。で、暑かった中で荒れ狂う強風。
しかし、そんな中でも今日はコントロールが比較的良かった。こんなことは言いたくないが、久々にカーブを打ってくれた。つまり、ストライク(に思えるような)カーブを投げることができた。自分の投球の生命線でもあり、カーブのコントロールはまさにアキレス腱?ともいえるものである。すなわち、カーブのコントロールあっての自分のピッチングなのである。もちろんストレートのコントロールも大事だが。バッターのタイミングを狂わせて凡打させる快感はやっぱりいいものだ。コントロールが取り戻せたら、野球はきっと楽しくなるにちがいない。ついでに投げ込みもやった。全部で70球くらい投げたが、納得のいく球はそう多くなかった。それが残念である。
練習後、解剖実習室に行ってみたが残念ながら(生きた)人はいなかった。なので、どこまでやったのかをチェックして、今日は早めに退散することにした。

血管はこんなところにもあった

2005年04月27日 22時01分25秒 | 一般
午前中に床屋に行った。美容院はどうも自分には合わない気がする。ひげを剃ってくれないからである。自分の場合だいたい1ヶ月に1回くらいの頻度で行っている。
午後は相変わらず解剖。でも解剖は行くたびに新しい発見があるから、飽きることはない。今のところは。行ける限りは行くつもりだ。いつも思うのだが、脂肪が多くて大変!脂肪をかき分け、結合組織をむしると、血管が出てきた。で、これなんだっけってことになる。油まみれのアトラスを見て、顔つき合わせて同定することになるのである。上肢を切り離すのにはまだ時間がかかるようだ。やれやれ。

かみさまはおいかりになられました・・・

2005年04月26日 19時58分42秒 | 一般
のっけからこんな書き出しで申し訳ないが、今日は散々な日であった。ご承知のように、今朝まで雨が降っておりました。我々の用いているグラウンドは畑にした方がいいくらいの水はけであります。そこで考えることは、ただ1つ。「今日は練習は無理」ということである。別にやりたくないのではないが、まず無理だろうなと思っていた。ところが、今日のグラウンドはじつにすばらしいことにいい状態になっていた。我々は多少なりとも喜んだ。しかしこれはあとの落ちにつながるステップに過ぎなかったのである。空には黒い雲が現れた。そしてじきに真っ暗。辺りは薄暗くなる中、我々はトスバッティングにバント練習をこなした。さあノックだ、というそのときだった。それは始まった。雨(?)が痛い。笑ってはいけません。本当に痛いのだ。たまらず背中を向けると、背中に容赦なくそれは当たってきた。雨ではないかのような恐るべき攻撃は我々を高速道路下へと追い立て、練習を中止させたのであった。まもなく鉄砲隊の攻撃は終わり、あとにはいわゆる雨が降っていた。そして残されたのは、ぬれねずみになった我々であった。まことにすさまじきものと言わねばなるまい。
さてそのあとだが、僕ら2人は女2人で解剖をしているのを助けるべく、解剖実習室へと向かった。暖かい午後の紅茶が若干元気を与えてくれた。乾いた服に着替えると全然違うことを実感。そして、解剖実習室では「よく来てくれた」という声に迎えられた。・・・が、僕らが加わったことにより進度は却って遅くなってしまったようだ。なぜなら僕らが来たことによりおしゃべりが始まってしまったからである。今日は解剖をする日ではなかったということだな、うん。女子2名が帰るというのに便乗して、本日の解剖はめでたく終了。明日がんばれといわんばかりの状況だと思いませんか?

あなとみー

2005年04月25日 21時14分03秒 | 一般
昨日も解剖。今日も解剖。明日は・・・多分野球なんだろうな。
というわけで、今日も一日中解剖。もうずいぶん長いことやっているような気がするが、実際にはまだ1週間しかたっていないのだった。このメンバーは当たりだったと思う今日この頃。なんだか居心地がいいしね。進みが悪いのが唯一の問題だといっても良さそうだ。解剖が楽しく思えて仕方がない。今やっていることといったら、結局は皮をはいで脂肪を取って構造を見ること。それだけだ。それだけだが、実は大変。人間は大きいからね。血管とか神経がうまくつながっているのを見つけたときは、やっぱり感動した。この話題、同じことばかり書いているのでなんだか面白くないかもしれないが、それはご容赦くださいね。たとえば、モナ・リザのこととか。

血管みーつけた

2005年04月24日 21時29分48秒 | 一般
今日はいい天気だった。実にいい天気だった。外へ出て駆け回りたくなるような。しかし、やっていたことはというと、やっぱり解剖だった。日曜日じゃないのという野暮なツッコミはやめてくれたまえ。
休日返上で解剖、といえば聞こえはいいが、要は終わらなかった分を取り戻そうとしたのである。もちろん、自分一人ではなく4人全員でやった。午後から。午前中はいろいろと都合がありましてね。私はなかったんですがね。
で、解剖はひたすら結合組織を取り、脂肪を取り、血管や神経を剖出することに尽きた。今日の一番大きな出来事は小胸筋を切り、はがしてその下の静脈、動脈、神経を見つけたことだ。だいぶ奥深かったが、なんとか見つけることができた。そのあとは腕の方に血管や神経を追っていった。
こうしてなんとか遅れを取り戻すことができた。しかし、今後もやはり遅れは出るのであろう。また休日にやることになるのかな。

動かないモビルスーツ

2005年04月23日 21時54分49秒 | 野球
某ガ○ダムではないが、今日野球をしていてそんな風に思った。今日は1週間ぶりの練習であった。体調は回復せず、体が動かなかった。わかっているのにできない。動こうとしているのに動かない。悔しくて悔しくてどうしようもない。自分の思っていることと実際の動きにあまりにも差がありすぎる。理想と現実の差は非常に大きかった。それだけではない。自己嫌悪は留まることを知らず、ますます自分がいやになってくる。言われたことの一つ一つがすべて鋭い槍になって自分に降りかかってきた。でも、夢が叶う一歩前まで来ているのだ。今ここで投げ出すわけにはいかない。投げるのはボールだけでいい。いつかまた練習が楽しく思えるようになるはずだ。そう信じて今はただ耐えるだけである。
もし自分がピッチャーとしてやっていけなくなったら、そのときは潔くユニフォームを脱ごう。そう考えている。それがチームにとってもいいことなのかもしれない。

筋肉の下に隠れていたのは・・・

2005年04月22日 21時46分17秒 | 一般
今日も解剖。しかも一日中。相変わらず脂肪をピンセットで根気よくとり続ける。時折血管や神経が見つかる。神経が結合組織と見た目が似ているので、よく間違えて切ってしまう。つくづく人間って複雑にできていると思った。筋肉も入り組んでいるしね。背中側の皮はぎを終え、再びひっくり返した。今度は大胸筋を剥いてその下の構造を見る作業だ。大胸筋の下にも筋肉はあった。中にはインナーマッスルとして聞いた覚えのあるものもあった。まだまだきちんと覚えていないので、これから頑張って勉強しないと。

リンパ管はど~れ?

2005年04月21日 21時55分02秒 | 一般
昨日の続き。今日は10時からやるという約束だったので、10時に解剖実習室へ行ったら誰もいなかった。しょうがないので一人で腋窩をいじくり始める。リンパ節をさがして両手に持ったピンセットで脂肪を少しずつ取っていった。ときにはメスをもち豪快にやった・・・が、やりすぎてしまったようで、筋肉や血管を切ってしまった。結局手引きに書いてあるようには見えず、リンパ節を発見してからリンパ管を見つけることができた。実際には白く細い管だった。白い筋といったらまず神経を考えるが、管になっているところが違うのかな。あまりよくわからないや。
午後になってまじめに講義に出ていた女子2名が合流し、4人でご遺体をひっくり返し背中の皮はぎをやった。今日はそこで終了。
さて、今日は野球の日であるが昨日の雨のせいでグラウンドが使用不能で神宮のバッティングセンターへ行った。とはいっても未だ体調は戻らず、あまり動けなかった。
明日は一日中解剖だ。体調が早く回復しますように。