こちこちの初日

今日から５クール目。今回は外科選択という唯一の研修するかを選べる期間であるが、選んだのは形成外科。なぜかといわれると理由は色々あるのだが、縫合の練習をさせてもらえるというのは一つある。縫合くらいは上手くなっておきたいと救急を回っているときに思ったものである。
問題は研修医が来ることがあまりない科で、引き継ぎもなく８時半に外来にいらっしゃいというだけであったことで、予備情報がほとんどない状態で始めることになった。
今日は午前中は外来で診察の手伝い、午後は病棟で入院中の患者の包交と他科患者の診察及び処置であった。午後の作業がひとしきり終わったところで一通り簡単なクルズスと、縫合の練習道具を渡された。実はこれが欲しくて選んだようなもので、これから毎日やってみようと思っている。

締めくくり

外科が始まって今日で42日。ついに最終日を迎えた。
今日は朝にICG検査の準備。試薬は光に当たると劣化するので、なるべく光に当てないようにしなければならず、しかも緑色なので白衣に付こうものなら鮮やかな緑の斑点ができてしまう。そして、この検査は何よりも時間が大事で、静脈注射してからきちんと時間を計って採血しなければならない。
その検査が終わった後は、カルテを書いたり頼まれた処方をしたりというごくごく平凡な病棟業務の一日になった。幸いにして特に大きな変動もなく、落ち着いていたためすることも少なかった。
今日は反対チームの手術があったため、それが終わるまでは若干手持ちぶさただったが、その間に評価表へのサインをもらったりして、必要なことはだいたいできた。
その後は、送別会ということでごちそうしてもらった。自分のやってきたことに色々不満はあれど、色々といい経験もあったし、それなりにいい研修ができたように思える。
ようやく終わった。

カウントダウン開始

今日は久しぶりの平日の業務である。まず朝７時過ぎに病棟に行って採血をして、そのあとカンファにでて、回診をしたり必要な処方をしたり。今日の目玉は兼診依頼で、決まり文句が多くて書くのが面倒な代物なのだが、これを６枚も書いた。
今日の入院は７人で、明日めでたく退院が決まった人が２人いるので受け渡すのは都合５人ということになる。もっとも、入院が１人いるので後任の業務開始時には６人になるだろうが。
病棟は穏やかなもので、特に心配はなさそうである。今日は早めに終わり、いよいよ明日が最終日である。

切れ目のない流れ

当直業務は患者が途切れない限り続くもので、２時半までそれは続いた。５時半以降で仕事をすることにして、それまでは一眠りしようと横になったがなかなか眠れない。眠ってもとぎれとぎれで目を覚ます有様であって、しっかりとした休息とはほど遠いのが実情であった。
果たしてこのままで済むはずもなく、７時過ぎに呼び出された。結局睡眠時間はごく浅い４時間ほど。眠れただけでもよしとすべきではあるが、辛いことは辛い。
結局８時半まで救急外来で仕事をすることになってしまった。
その後は病棟に行って通常通りの業務。とはいっても休日であり受け持ちもそれほど多くはないのでマイルドといえばマイルドである。仕事は昼で終わり、ようやく午後になって休むことができた。
まずはキャッチボールをして体を動かし、シャワーを浴びてリフレッシュ。と同時に眠くなってきた。引き継ぎ資料もそろそろ作らなければならない。立つ鳥後を濁さずではないが、そろそろ飛び立つ準備をしなければならないか。

休み明けの仕事

今日からまた仕事場に戻った。とはいっても、今日は土曜日なのでそれほど忙しいこともなく受け持ち患者数も激減していたので仕事はほとんどなかった。新しく入った患者に挨拶をして、いなかった間のカルテを読んで、カルテを書いたらそれで終わりであった。
今夜は当直なので昼間に少し休息をとった。中途半端に眠ったせいかさらに眠い気がするが、今夜は果たして忙しくなるだろうか。困ったことである。

名残惜しや連休

今日が休みの最終日。さすがに朝寝を楽しむゆとりはない。というよりも、後のことを考えると怖くてできないといった方が正しいだろうか。
今日は外に出ることにして、ちょうど足りなくなっていた自転車のパーツを買いに行った。先日どういうわけかバルブがなくなって空気が抜けていたので買い置きを使って修理したが、手持ちがなくなったので買いに行ってきたというわけである。以前買ったときはよもや役立つとは思わなかったが、塞翁が馬であった。
車も動かした。大してどこという行き先があったわけではなかったので都内を走り回っただけだが、それでも気分爽快。
明日から再び仕事が始まるが、外科は残り４日。土日とそれに続く月曜と火曜で終わりである。

内向きの一日

今日はいい天気だった。ちょっと散歩がてら昼食の買い物をして、少しだけ自炊のまねごとをした。明日はさすがに少し外に出てみようと思う。天気も悪くなさそうだし。
さて、今日はゴミの片づけの続きと、アマゾンで注文した本の到着を待っていたのと、勉強といったところでまとまってしまう。それだけで終わるというのはいいか悪いかというのだが、仕事をしていてもまとめると実は一文で終わってしまったりすることもあるので、簡潔にまとまるかどうかでは括れないかもしれない。

休みの中日

世間では今日が連休の最終日だが、私にとっては今日が休みの中日である。ありがたいことに、木曜日と金曜日も休みをもらったためである。したがって、職場復帰は土曜日ということになる。
休みのうちにできることはというと、色々あるのだが中でもやらなければならないこともいくつかある。たとえば、ゴミの片づけなどはまさにそうで、仕事にかまけてたまったゴミはこういう機会に一掃しなければ増殖を続けるだけである。
他にも、自転車のメンテナンスや電話代の払い込みなどなど。
休みは休みでやることが色々ある。が、何もないよりはましである。

歩くこと

寝ているときでも緊張があるせいか、これまで眠りが浅かったのが休みになってゆっくりと寝られるようになった。しかし、眠くなるのも早すぎれば眠り続ける時間も長すぎる。あまり寝過ぎても体のためにはよろしくない。もっとも、仕事をしているときは座れるときに座り、寝られるときに寝るものだが。
今日は神保町に行った後で丸の内のオアゾまで足をのばした。いつもの昼と比べるとはるかにいい昼食もついてきて、栄養補給もバッチリ。本を何冊か買ったのもまたよし。
ゆとりのある生活とはいいもの。ここでしっかり充電して、また仕事に備えたいところである。

電話を見なくても大丈夫

休日。なんというありがたい響きだろうか。病院からの軛から束の間とはいえ解放されるだけでもありがたいものである。
今日はぶらっと出かけてみた。行き先など決めずに外に出てみる。贅沢な時間の使い方ではなかろうか。携帯電話をもたずにというのも欠かせないポイントである。
クセでついつい家にいるときでも携帯電話のほうをチラチラと見てしまうが、もちろん電話がかかってくることもない。この半年で身に付いてしまった職業病かもしれない。
プレッシャーからの解放が最大の喜びである。