かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

準備開始

2009年10月31日 18時14分33秒 | 一般
調整も無事に済んだが、当直の関係で準備に費やせる時間は意外に短いため、今日から少しずつ準備を始めることにした。まず思いつくのは散髪だった。できるだけ後にしようと来週の腹づもりだったが、予定が変わったため今日行けるうちにと思い行ってきた。
散髪直後の爽快感はやはりすばらしいものがある。次にいけるのはいつになるだろうか。予想通りであれば2ヶ月ほど先になるのではないかと思われるが・・・。それは血液内科が土日にどこまで忙しいかによってくるだろう。
散髪が済んだ後に、別の用事があったのでちょっと病院に行って、ちょこちょこと書類を書いてまた帰ってきた。これで当直の調整は終わりである。
帰ってきてからクローゼットを開けてネクタイ選び。ここしばらくネクタイを締める機会がとみに減って、折あらばぜひネクタイをしたいと思っていたところであり、この用事はその意味では渡りに船であった。本当は仕事でもネクタイをしていきたいというのは常々思っていること。
明日はまた別の準備がある。もう少しかかりそうだ。

調整

2009年10月30日 18時58分20秒 | 医者仕事
これまでそういうことはなかったのだが、来月の当直の日程を調整する必要に迫られてしまった。そんなわけで昨日からわずかばかりのつてを頼ってみたが、うまくいかず思いきってメーリングリストで全員に尋ねてみた。すると、あっという間に応答があって、めでたく交渉は成立した。
というのが、今日の語る話となったことからもわかるように、今日は実はそれほど特色のない一日だったのである。午前中の外来は程々に人が来て程々にひまであり、昼休みはいつもよりも30分ほど長く、午後の褥瘡回診は1時間ほどで終わった。
帰り際に郵便局によって内科学会の入会申込と費用を支払ってきた。これから長くお世話になることだろう。郵便局が閉まる前に駆け込むことができてよかった。

ちょっとした激辛スパイス

2009年10月29日 17時34分50秒 | 医者仕事
今日は外来患者も少なく、非常にのんびりとした空気が漂っていた。外来で患者がいなければひまにしているより他にしょうがないわけで、解剖の本を眺めたりして過ごしていた。午前中はそんな中で時間が過ぎていき、昼休みにふと来月の当直表を見て目が釘付けになった。うかつにも大事な予定を入れようとしていた日に入ってしまっていた。
となると、交代してくれる人を捜さなければならないのだが祝日の日中とあっては暇にしている人はなかなかいない。とりあえず打診だけはしてみたもののどうなることやら。
午後の外来手術は見ているだけで、きれいな縫合をじっくりと見ていたが頭は別のことを考えていたのは言うまでもない。
まったりとした空気の中に突然飛び込んできたスパイス。全く汗が出る。

困った壁

2009年10月28日 18時46分43秒 | 医者仕事
今日は水曜日なのだが、昨日の今日であり半分月曜日のような気分であった。
今日も特に変わりはなく、外来があって午後は手術の予定だった。
ところが、その手術はキャンセルになっていて手術はなくなった。代わりにといっては何だが、病棟の兼診が2つ。褥瘡や多発外傷であればことは厄介になるのだが、両方とも大した用件ではなかった。おまけに1つは退院も決まりなかったことになった。問題は残る1つが日本語が全くできない人だったことである。英語の日常会話ならば何とかなるが、診察となると話は変わる。こればかりはもう少し勉強が必要なようで、冷や汗ものであった。向こうからしても突然痛い箇所を押されたりしたから驚いただろう。
気付けば形成外科も残り2週間をきった。いよいよこの生活も残り3分の1というわけである。

手術のない手術日

2009年10月27日 17時31分44秒 | 医者仕事
手術日であるため、外来は閉まっている。とすると、何をする日なのか。もちろん手術だが、その予定がないときはどうしたら?入院患者はもちろんいない。ということは病棟でも仕事がない。
つまり、何もすることのない一日になってしまったのであった。もちろん、出勤しないわけにはいかないため、行くことは行くのだが自分の部屋にいるだけである。白衣を着る必要もなく、これと言ってすることもないわけで、ほとんど休日といってもいいくらいである。
というわけで、ありがたいのだが実に危険な一日になってしまった。さすが形成外科といわねばなるまい。

何気ない動作の結末

2009年10月26日 21時23分17秒 | 医者仕事
今日は一日中雨。出勤も一苦労である。
当直であれば雨の時は患者が減って負担が軽くなるのだが、日中の外来の場合は予約であるためそうもいかない。したがって、特に手間がかからないということもないのであるが、いつも通りであっても特に負担が重いわけではないのであまり問題とはならない。
午後は外来手術だったが、今日は特に出番はなく横で見ているに留まった。一度清潔手袋をつけたのだが、手術室でやっているように包み紙を丸めて捨ててしまい、手袋を無駄にしてしまった。手術室であれば清潔な布の上におかれているので丸めても全く問題ないのだが、うっかり何も敷いていないところでひろげたのを忘れて何気なくやってしまったのが運の尽きであった。

波乱の生涯

2009年10月25日 20時51分48秒 | 一般
今日は久しぶりに映画鑑賞としゃれこんだ。「ココ・アヴァン・シャネル」という映画だが、シャネルとは全く無縁の生活をしている身としては、ブランドの歴史も知らずに見ることになった。実際の歴史を知っていた上で見たらまた違っただろうか。
2時間弱の上映時間だったが、先を見通せないこともあり退屈することもあまりなく最後まで見ていられた。女性が見るとまた自分とは異なった感慨を抱くことだろうと思う。

空をにらみながら

2009年10月24日 20時57分19秒 | 一般
今夜はちょっと優雅に星でも見ようかと思ったら、困ったことにこの天気。
こんな中で空を見上げたところで目に飛び込んでくるのは星空ではなく雨水であることは明白である。さらには、雲が覆っていて天体観察には全く向かない天候になってしまった。
昼間から雲が分厚く、夜の天気も心配だったが、ちょっとしたことでずいぶん天気は変わってしまうものらしい。ちょっと前に見た天気予報では今夜はちょっと晴れるかもしれないというようなことになっていたはずなのに、一転して雨に変わっていた。
優雅な観察時間はまた今度にお預けということらしい。

縫い合わせた後は

2009年10月23日 18時42分37秒 | 医者仕事
今週も気付けば金曜日。週末はもう目前である。
今日の外来には一昨日自分で手術をした人も来た。手術から2日経って手術創がどうなっているかが気になるところである。そんなわけで興味津々だったのだが、結果からいえば上手く仕上がっていた。縫った直後はややギザギザになってしまったかと思ったが、今日見た限りではスッキリとまっすぐになっていてうまくくっつきそうであった。
午後はまた褥瘡回診で病棟へ褥瘡を診て処置に回った。今日で4回目だが、大きい褥瘡のできている人はなかなかすんなりとは治らないもので、同じ人をずっと診ている。
職場では季節性インフルエンザの予防接種の申込が始まった。新型のほうはどうなったのかはまったく知らせがない。

独特のハイ

2009年10月22日 20時34分50秒 | 医者仕事
当直は9時を境としてそれまでの入力待ち体勢から一転大にぎわいになり、2時過ぎまで次から次へと診ていくことになってしまった。この時期だからインフルエンザが多いかというと、さにあらず。下痢のない腹痛のオンパレードであった。
腹痛で帰してはいけない疾患として浮かぶのは急性虫垂炎であるが、幸いそこまで考えなければならなかった患者はあまりいなかった。
インフルエンザももちろん来た。今は発熱の人のほぼ全員に迅速検査をやっているが、陰性という人ももちろんいるため、はるかに多くの人に検査をやったわけである。
2時以降は呼ばれることはなかった。が、あまり眠れずに結局5時過ぎには目を覚ましてしまった。いつも通りに8時半に形成外科外来に行ったが、いつもの朝という感じはしなかった。頭の芯は眠っているような感じであった。
今日の午後は他の科の手術があるというので待っていたら、いつの間にか終わったらしく、今日は事実上午前中だけの日であった。当直明けの眠い中で手術室かと思い覚悟を決めていた中だったので、拍子抜けするとともにありがたく布団の中に潜り込ませてもらったのだった。