かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

コンサルト最終日

2012年01月31日 23時12分12秒 | 医者仕事
1月が早くも終わってしまう。私のコンサルト業務も今日までである。
火曜日は定時のコンサルトはないのだが、その分直接電話が掛かってくることも多い。先週と先々週は相次いでタイミング悪く電話が掛かってくるという不運もありプレゼンができなかったので、今日こそはやらなくてはいけないところであった。
ちょうどプレゼン寸前に電話があり冷やっとしたが、大した用事ではなく予定通りプレゼンを済ませることができた。
そして、今日は病棟の新年会。我ら医者だけでなく看護師さんもそこそこ参加するらしい。・・・らしい、というのは私は行けないから知るよしもない。当直なのはいうまでもない。

ぴんと来る疾患

2012年01月30日 23時51分16秒 | 医者仕事
いくつかのキーワードがそろうとなんとなく特定の疾患が頭に浮かんでくることがある。もちろん実際に見てみないことには始まらないのだが、今日のキーワードは「首下がり」、「四肢腱反射亢進」、「進行している」といったところで、ぼんやりと浮かんできたのはALSなのだが、そこから実際に診断に持って行くまでには数多くのプロセスを踏まなければならない。鑑別診断はそれらのキーワードからいろいろと考え得るからである。
実際に見てみると、今度は眼瞼下垂に気がついた。疲れやすいという話も聞いた。そして、画像検査では首が悪いことがわかったので、今度はMG+頸椎症という話が浮かんできた。
まだまだ未熟な自分がぴんと来る疾患などたかがしれているのだが、当たっているかどうかは現状では分からない。当たっているとするとろくでもないので、はずれてくれていたほうがもちろんいいに決まっている。

驚く邂逅

2012年01月29日 22時42分57秒 | 一般
今日は朝から産業医の研修会に行ってきた。すると、驚いたことに卒業以来会っていない大学の同級生にたまたま出くわした。多少なりとも話に花が咲いてしまうのは致し方ないところか。
肝腎の研修会の中身はというと、今回はグループディスカッションがなかったので割と当たりの部類であったろうか。少し体を動かすくらいで、後は話をずっと聞くというのがメインだった。辛かったのは会場の椅子が固かったことで、ずっと座っていたら腰が痛くなってきた。
本当に偶然のことで、久しぶりに同級生と会えたのはとてもうれしかった。産業医の資格を取るための単位も集まってきて、それもとてもうれしかった。

昼寝後のおかしな感じ

2012年01月28日 23時37分05秒 | 一般
丸一日休みというありがたい一日だったのだが、のっけから昼寝してしまい大失敗であった。そのあと少し目覚めてはまどろむというサイクルが何度となく繰り返され、時間はどんどん過ぎていってしまった。やはり何もしないところでやる気は出てこない。何かしらやることからでなければやる気はでないようである。
やっと動き始めたのは今日も残り3時間を切ってからだった。遅すぎる。

痛み・しびれの評価

2012年01月27日 23時32分26秒 | 医者仕事
痛みやしびれといった感覚の正確な評価はとても難しい。患者本人しか正確なところは分からないからである。疼痛ならvisual analogue scaleというものがあるが、痺れに関してはそういうものはない。まして、それらが混在しているとなればますます難しい。そういうわけで、われわれにそういう依頼があってもどうにもならないところがある。
本人の訴えを丁寧に記録していくのが一番確実な評価手段につながるのではないかと思うのだが、過去の蓄積がない状態では絶対的な評価は不可能に近いだろう。

タイミングの違い

2012年01月26日 23時17分46秒 | 医者仕事
外勤で交代の先生が少し遅くなったおかげで、外勤から帰ってくるのが少し遅くなった。いつも外勤から戻る途中でラーメン屋に寄るのだが、少し時間がずれただけでもぬけの殻だった。そういうときは注文してすぐに出てくるのであまり待たずにすむ。
戻ってから1人診察に行った。認知症のスクリーニングをしたのだが、かなり悪かった。ただ、こういう人でも住み慣れた家に帰って落ち着くとすっかり戻る事もあるので、人間の知能はたいしたものである。とらえどころが難しいため、こういうときの診察はなかなか難しいものだが、少し離れることができたろうか。

ふるえの診察

2012年01月25日 23時54分02秒 | 医者仕事
今日のコンサルトはふるえについて診てほしいというものだった。ふるえというのはやっかいなもので、振戦を言っているのか、はたまた別の不随意運動のことを言っているのか、それだけでは判然としない。また、実際に診にいってもその時には出現していないこともあるのでとても難しい。
以前、とても用意のいい人がいて、不随意運動が出現したときにその様子を動画でおさめてくれていた人がいた。こちらとしては大変助かった。やはり実際に見てみないことには「ふるえ」の正体はわからないものである。実際、今日は結局代謝性の要素が強いのではないかと思える、といった程度のコメントしか返せなかった。

足元に注意

2012年01月24日 23時44分12秒 | 医者仕事
朝起きたら外には雪が積もっていた。急いで北海道で買った靴を引っ張り出し、それを履いて出勤。ただ雪が積もっているならいざ知らず、凍結までしているとなるといかに北海道で買った靴であろうと油断はならない。滑る時は容赦なく滑る。
よりによって、よく通る路はしっかりと凍り付いておりおっかなびっくりであった。
今日はカンファの日だったのだが、先週に引き続きまたしても発表の頃合いに救急車が来てしまった。今日は結局帰せたのでそれ以上のことにはならなかったが、やはりいろいろ検査をする関係でどうしても時間がかかるのはやむを得ないところである。来週が最後なので、今度こそは発表をしなくてはと思うが、果たしてどうなることか。

認知機能の評価

2012年01月23日 23時36分56秒 | 医者仕事
認知症の評価はよくある依頼の一つである。せん妄も混じっているが、それは我々というよりは精神科のウェートが高いような気がする。奇しくも今日はそのどちらもが含まれていた。
アルツハイマー病が急に進むかといわれると、それは首をかしげざるを得ない。認知症が急に進むというのはやはりただ事ではないが、それなりのスピードで進むような疾患が急にスピードアップするというのはどうだろうか。と、コンサルト依頼を読みながら思ったのだが、実際に診察してみるとやはりちがうという印象をもった。自分が物忘れがひどくなっていることを認識できているかいないかで話はだいぶ変わるからである。
本格的に調べるとなると高次機能検査になるが、そこまでのひつようはないと考えてスクリーニングをして、それでコメントを付けることにした。

10日遅れのプレゼント

2012年01月22日 23時32分57秒 | 一般
今日は嫁さんと買い物に行った。嫁さんは嫁さんで色々と欲しいものがあったらしく、私はしばらく待つことになった。かなりの時間待たされたが、その後で革靴を買ってもらった。誕生日プレゼントだそうである。
新しい革靴はちょっとおしゃれなデザイン。しばらくは少しずつ履き慣らす必要がありそうである。ほのぼのとした幸せを感じた日であった。