かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

暖かくなってきた?

2007年04月30日 21時23分34秒 | 一般
早いもので、もう4月も終わりである。季節はこれから夏に向かっていく頃合いで、だんだんと暖かくなってくる時期である。初夏になり、梅雨が来て、セミの音を従えて夏がやってくる。だいたいはそういう流れである。
今日は半袖でもいいくらいの暖かさで、着ていた上着を脱いでも心地よかった。日が落ちると涼しくなるのは春らしいといえば春らしいか。
今日は大して書くほどのことがないのでつまらないことを書くが、今朝なかなか起きられなかった話でも。というのは、昨夜ワインをボトル1本飲んだからである。一度目が覚めたときは、気分が悪くて参った。おそらく二日酔い様の症状であろうが、水を飲んで再び寝たらなんとか軽快したので起き出すことができた。やはり調子に乗ってボトル1本開けるのはまずいようである。

教養の価値

2007年04月29日 20時38分54秒 | 雑談
教養は即座に役に立つという性質のものではない。しかも、いつ役に立つかもわからない。だから大学の教養教育というのは軽視されがちなものだが、これはもっともなことなのかもしれない。というのは、今の世の中成果を求めるあまりにすぐに役に立つ分野にスポットを当てられることが多いからで、相対的にいつ役に立つかわからない分野は目を向けられなくなっていくわけである。
教養教育についての私見は、「大事なものだがその大事さに気付くのが学ぶべき時よりもはるかに遅く、人によってはいつまでも気付かない」というのが骨子である。さらに言えば、学んだら即座に役に立つのではなく、学んでから何十年も自分の中で熟成されて初めて生きてくるものだと考えている。だから、学ぶときはピントこなくて当たり前で、意味すらわからないのももっともである。なので、実学志向の昨今では軽視されるのも当然といえば当然である。
教養は個別のもので、一般向けにしようとすればその内容は入口程度のものにしかならない。だから、学校で大勢に向けて講義するにはいささか物足りない内容になってしまうし、学ぶ側も目的がわからなくなってしまいがちなのだが、あとは個々の中で身になっていくのを期待する他はない。もちろん、何もしなければ腐ってしまうが、そこで大事なのが経験なのではないかと思う。教養が役に立つ瞬間のひとつは、何かをしたときにふと「ああ、こういうことなんだ」と頭の中で結びついたときなのではないだろうか。
同じ科学といえど、その対象は多種多様であってその価値も多種多様である。確かに即刻役には立たないかもしれない。でも、教養の真価は何かを学ぶ以前のところにあるように思えてならない。人間として生きていくうちに、きっと芽吹いてくるはずである。

車動く

2007年04月28日 18時08分32秒 | 一般
あと1ヶ月ほどで私の車も車検の時期なので、今日は担当のディーラーの人と打ち合わせをした。同時に任意保険の更新の話もした。今年は特に追加することはないので、そのままの条件で等級だけあがるので若干保険料は安くなることになりそうである。車検の際には自賠責保険と自動車重量税をはらう必要があり、そのせいで車検で払う総額は10万を軽く上回ることになりそうである。入庫は5月の末の土曜日と決まった。少し時間がかかるそうだが、平日に車で出かける用事はまずないので大して問題はないだろう。
車と言えば、今日はめずらしく家族のために車を使った。いつもは自分の用途で使うのだが、たまにはこういう依頼もあってある意味うれしい。自分の車もなかなか捨てたものではないと思うのだが、あまり使ってもらえないのは残念といえば残念。本当は家族に乗ってもらっても全然構わないのだが、都心で車を運転するのはこわいという。旅行でレンタカーを借りたときも運転するのは自分の役目である。私は運転が好きだからいいのだが。
今の車が大好きだ。多少お金はかかるが、それだけのことはあると思っている。

拍手の有無

2007年04月27日 18時00分11秒 | 一般
今日は午後から大学で臨床統合講義があったので、外病院での実習は休みだった。そういうわけで、午前中は休みである。午後に久しぶりに大学に行ってきた。場所が内科講堂というこれまで行ったところのない教室で、ただの階段教室ではなくたくさんの写真や肖像画が掛けてある。全体が四角形で三方向に机と椅子があるので、六角形の三方に座席のある臨床講堂とは異なり、黒板のある方向への角度がややきつい。
講義は2コマあって、前半が腎臓内分泌内科の担当でCKDについてだった。後半は血液内科がメインで多発性骨髄腫とアミロイドーシスについての講義だった。前半の講義はかなり熱心に作ったようで、研究の話も散りばめられてかなり面白い講義だった。入れ替わり立ち替わり何人もの先生がそれぞれ熱弁を振るっていた全て終わった後に拍手が起こったのもまあ当然であろう。
しかし、後半の講義はあまり興味をひかれなかった。大教室での講義自体が久々だったのでそこまで退屈はしなかったのだが、面白いかといわれるとやや首を傾げたくなるような講義だった。終了時の拍手もなかった。勉強不足だったからだろうか。
それは今更言うだけ愚かなことか。

外病院まるよん

2007年04月26日 20時27分06秒 | 臨床実習
今日はトラブルもなくすんなりと病院まで行くことができた。ロッカーで白衣に着替えて外来に行ってしばらく外来見学をした。本当は初日に産科外来に行くはずだったが、事情があって今のところ全部婦人科外来にいる。ちなみに、産科と婦人科の境は妊娠12週だそうである。再来週の月曜日は産科外来に行けそうで、少しだけ楽しみにしている。
しばらくして、お産があるということで病棟に行って、分娩を見てきた。まさに生命の根幹をかいま見た気がした。テレビで見るよりもずっと激しいものだったが、同時に心を動かされるものだった。自分もいつか第三者ではなくこういう場に立ち会うことができたらいいと思うが、どうだろうか。
会陰の縫合が終わるまで見て、外来に戻った。1時過ぎまで外来にいて、そのあとは自習だというので、病棟に行ってカルテを見て症例レポートのためにメモをとってから帰った。明るいうちに帰れたのでうれしかった。

外病院まるさん

2007年04月25日 20時37分27秒 | 臨床実習
今日はどうもついていなかったらしい。朝、バスにはうまく乗れて今日はいい日かと思っていたらとんでもない。東横線の駅でゆっくり座っていこうと思って、真っ先に発車する電車ではなく、次のにしようと思ったのが最初の間違いで、乗ろうと思った電車はいっこうに来ない。何でも、ドアの安全を確認するランプがつかなくて、点検に時間がかかったらしい。それでホームは人であふれて不快なことこの上ない。やっと電車に乗れたと思ったら、行き先が1駅手前の武蔵小杉に変更になるという。その先は通勤特急に乗れというが、その電車は元住吉には止まらないし、後続の各駅停車もやっぱり武蔵小杉止まり。しかたなく武蔵小杉で降りて、あきらめて病院に遅刻の連絡をしてから、綱島街道まで若干迷いながらもたどり着き、街道沿いを病院まで歩いていった。結局30分の遅刻。
午前中は外来で、午後は手術だった。が、入る予定の手術が緊急の手術のせいで遅れるという。おかげで、帝王切開を2回見ることができたのがせめてもの救いである。
さて、帰りだが、すんなりとは帰れなかったことはいうまでもない。渋谷まではとりあえず行けたのだが、JRで帰ろうとして山手線のホームにいってみれば、目の前で発車したのみならず、ホームは人であふれている。なんでも人身事故の影響でダイヤが乱れているらしい。そこで、こんなに人がいるのではすんなりとは乗れまいと、埼京線に乗って新宿まで出た。ところが、イライラがつのっていたせいか新宿で反対方向のホームに出てしまい、それに気付いたとほぼ同時に山手線が到着してホームには一気に人の波ができて、すんなりとは動けない。ようやく総武線に乗れたと思ったら、まわりでピーチクピーチクうるさい客がいて癪にさわるったらありゃしない。まったくどうしようもない。
実習で疲れるのならまだしも、こういう疲れ方は非常に精神衛生上良くない。もしこんな通勤をしなければならないとしたら、寿命はかなり縮まることだろう。
帰ったときにはよほど恐い顔になっていたらしく、家族にまでいわれてしまったからよほどだったのだろう。やっぱり人混みは嫌いだ。

外病院まるに

2007年04月24日 18時16分29秒 | 臨床実習
今日は朝から手術だった。若干大学病院とは勝手が違ったが、なんとか手洗いをしてガウンを着け、手袋をはめることはできた。子宮筋腫の手術で、子宮全摘術だったが、癒着がひどかったらしく剥離にえらく苦労していた。なんとか子宮を周囲から剥離して血管を結紮して処理し、それから子宮口付近で切断。断端はそのまま閉鎖された。摘出された子宮はあちこちに筋腫があってボコボコだった。触らせてもらったが、あちこちが硬い。患者さんはちょうど両親と同い年で、なんとも複雑な気分になった。
手術時間は約3時間で、麻酔が覚めて手術室を出ていくところまで見ていたので、休憩に入れたのが1時半頃。図書室へ行ってしばらく休憩して、また手術室に戻ったら次の手術の準備ができていて、ちょうどメスを入れる前だった。
次の手術は子宮筋腫だが筋腫核出術だったので、別々のやり方を見ることができたわけである。下腹部がぽっこりとふくれていて、その正体は巨大な筋腫だった。もとの子宮の大きさにも匹敵するような代物で、600グラム以上あったらしい。すごい。何カ所かの筋腫をそれぞれ切り出していき、最後に縫い合わせて終わりのはずだったが、最後の最後で針が飛んでしまい、それを探すのに少し時間がかかった。ほどなくして針は見つかり、無事に手術は終わり、それとともに今日の実習も終了となった。
病院の外に出たら小雨が降っていてまずいと思ったら、ひどくなることなく霧雨のままのうちに帰りつくことができた。

外病院まるいち

2007年04月23日 20時15分40秒 | 臨床実習
今日から産婦人科の実習で関東労災病院に行くことになった。渋谷から東横線に乗って元住吉まで行くのだが、問題はどうやって渋谷に行くか、である。朝の渋谷など混むに決まっている。都会生まれの都会育ちであるが、私は人混みが大嫌いである。したがって、できることならそんなところには行きたくないのだが、このルートが電車で座って行けそうなのでしかたがない。
今日はバスを使うことにした。幸い、家の目の前のバス停から渋谷駅行きのバスが通るのでぎりぎりまで家にいられる。ところが、今朝はバスが10分ほど遅れていて、ゆうゆうつけると思っていたのがギリギリになってしまった。
そして、着いてみたら担当の先生がいないという。もちろん、代わりの先生がいてくれたのだが、こちらにしてみれば冷や冷やものである。
今日は外来見学がメインだった。朝から昼を過ぎて2時頃までずっと続いた。様々な人が入れ替わり立ち替わり、だった。すごいものだ。大学病院と違ってこぢんまりとしていて、その後のカンファレンスもだいぶ小規模だったが、なかなか面白かったし、勉強になった。
カンファレンスが終わった後で、簡単なオリエンテーションがあって5時頃に終わりになった。初めての場所はやはり緊張した。しかも、1人というのも初めてだった。くたびれた。家に帰ってからどっと疲れがでた。

統一地方選挙後半戦

2007年04月22日 20時38分03秒 | 一般
最近、風が強い日が多い気がする。今日もすさまじい風が吹いていた。今日は一人で投票に行ってきた。あまり関心を抱かないのと候補者が多すぎるのとで誰に投票したものか、最後まで踏ん切りがつかないままで、誰に入れるか決めたのは投票所の前の掲示板の前だった。正直なところ、誰が議員にふさわしいのかはイマイチわからないままだったが、とりあえず消去法である程度は絞っておいて、最後の最後でようやく決めた。
投票を済ませた後は、少し散歩してから帰った。そのあとで今日はOSのアップグレードをしてみた。とはいってもVistaにしたのではなくて、SP2を入れただけである。いろいろ良くない噂を耳にしていたものだから、いままで警告を無視し続けてきたが、そろそろいいだろうと考えて今日たまたま時間があったので導入してみた。一応うまくいったらしいので、まずは一安心である。

本屋巡りエトセトラ

2007年04月21日 22時57分13秒 | 一般
今日は生け花を見に行ってきた。生け花なんて柄にもないと思われるかもしれないが、自分だけなら行かなかったと思う。ちょうど誘いを受けたので、好奇心というのか見てみたくなって行ってきた。正直なところ、生け花のことについてはよくわからなかったのだが、今日見てきたものがかなり自由な着想から得られているように思えた。旅館などに生けてあるものだけが生け花ではないらしい。生け花は手を加えてもいいということを知ってびっくりした。行ってきてよかった。
そのあと、神保町に行った。知っての通り、ここは有数の書店街である。無論、ここに足を運んだことも一度や二度ではない。秋葉原と並んで、いるだけで気分の高揚する場所である。一人でも本屋巡りは面白いものだが、そうでないとそれはそれで面白い。色々見て回ることができて、中には一人では気付かないこともあり、実にいいものである。
また行きたいものである。