残り１ヶ月

今日で２月も終わる。なぜ平年の２月が28日しかないかというと、そもそも古代ローマでは１年の始まりが３月で、かのアウグストゥスが自分の生まれた８月を大の月に変えてしまったために、年の最後だった２月の末が１日削られたのだとか。そして８月の自分の名前を付けたことからAugustというらしい。
それはまあ雑話というのか小耳にはさむ程度の話だが、本題はこれからで残された時間は３月のみとなってしまった。２月はちょうど国試で前後半に分けられたが、前半は試験勉強に飽き飽きしながらの暮らしで、後半は反動で好きな本を読みつつの暮らしとでもいうのだろうか。
残り１ヶ月。悔いの残らないように過ごせなければ、その悔いはきっとだいぶ尾を引くだろう。

雪が降る

今日は一日中寒く、こたつが欲しくなった。てっきり雨かと思っていたら、いつのまにか雪に変わっていた。といっても、さすがに積もるほどではなかったようだ。しかし、ここら辺ではそれだけでも大事になる。驚くほど簡単に交通機関が止まってしまうので、わずかな雪とはいっても油断はならない。
幸か不幸か、出かける用事などない人間にしてみれば扉を閉ざして家の中にいれば天気は関係なく、窓を通して外の様子を見るだけで事足りるのである。出かけずとも昨日買った材料はまだまだ残っており、今日はラーメンの具に使った。具のあるラーメンは久しぶりであった。火の通し加減の加減がうまくいかずモヤシがちょっと生煮えだったのはご愛嬌といったところか。
しかし、寒いのはご愛嬌では済まない。部屋の中で厚着するというのも何だか不思議なものである。

歯ごたえ

昨日、自分の昼間の食生活を暴露したところすかさずとある方面からたしなめられたので、今日はちょっとまじめにクッキングタイム。手抜きが多少ましになった程度のものだが、電子レンジはすごい。ちょっと手間を加えるだけで温野菜ができあがった。色々作れそうでうれしくなった。食べ物を玩具にしてはいけないと昔教えられたが、まさにその禁忌をおかしているような気になる。無論、できあがったものはどんなものであれ食べるのでまだいいだろうと思っているが、遊ぶでなければ実験といってもいいかもしれない。
それはともかくとして、東大の問題を昨日と今日で解いてみた。昨日で終わらなかったのは眠かったせいだと言い訳しておくが、かなり手強かった。例年だと力任せにいけるものが多いのだが、今年はそうではなく傾向が変わったような印象を受けた。腕と頭の衰え以上に問題の質の違いがあったのではないかと思っている。無責任な立場であるから楽しめたといえば楽しめたが、受験生にしてみればそんな感傷に浸っている暇はないだろう。

冷凍チャーハン

先だって書いた通り、近くのスーパーに行って冷凍食品をいくつか買ってきた。今日の昼にそのうちの１つを作ってみることにした。パッケージだけ見ると実に美味しそうな写真が出ている。本当はフライパンか中華鍋でしっかりと作ったものが美味しいが、手抜きをしようとしてそんなことは言えまい。
袋の半分ほどを皿に移して電子レンジでしばらく加熱すると、湯気の立ったチャーハンのできあがり。皿も温まっていた。ところが、チャーハンの中心はまだ冷たかった。そこで１分ほど追加で加熱してみた。今度は文句なくできあがった。そうこなくてはいけない。味はというとそれなりに食べられる味で、開発者の労苦が偲ばれる。
インスタントラーメンばかりでは飽きるし体にもよくないので、こういうのも悪くはない。

違う勉強

岩波文庫「国富論」全４巻はさすがに昨日だけでは読み終わらなかったので、今日も引き続き読んだ。とはいうものの、高校の頃に経済の授業に困惑させられて以来経済を避けてきた頭にはけっこうな重さである。顧みると経済に食わず嫌いになったように思えてきて、今度は経済学を少し勉強してみたくなった。金の流れの話とくればおそらくそんなにつまらないものではないと思うが、いかんせんこういうことは最初が肝心。試験など関係なく知りたいことを知るにはまたとない機会なので、本をちょっと買うことにした。
これから社会に出る身として、せめて経済学の初歩くらいは知っておかなくてはいけないだろう。これもまたいい勉強だ。
読書も続けなくては。

かつてなら・・・

遅い。とても遅い。頭が動いても手がついていかないのはもどかしい。
頭を動かす題材に今年の慶應医学部の入試問題を解いてみた。自分の机でぶつぶつ言いながらなので、とても受験生と同じ立場とは言い難いが、その分計算のスピードや精度が落ちているのでまあトントンとしてもらいたいところである。それに解くといっても全科目ではなく数学しかやらないのでますます気楽なものだ。
そんなに内容は高度なものではなく、ただ計算がタフなだけに近い。計算が手強いので、いわゆる「力の数学」がものをいうセットのようだった。なので、楽しめたかというとさほどではなかったが、手は動かせた。ほとんど決まりきった計算なので、かつての受験生でもなんとか歯が立ったというわけである。

堅い本

国家試験が終わって１週間ほど。今が最後の長期休みと言っても差し支えあるまい。ここしばらくずっとゆっくりと本を読む暇もなかったので、この際なので医学とは全く関係のない古今の名著を読んでみたくなった。
幸い、家の中を探すとヘロドトスの「歴史」やアダム・スミスの「国富論」があったので、まずはそのあたりから手をつけてみるのが良さそうだ。源氏物語はかつて読んだことがあるが、そういうのも読んでみたほうがいいだろうか。読んでみたい本は色々あって、次から次へと読んでいかなくてはとても追いつかない。
そろそろ眠った頭をまた揺り起こさなくてはならないだろう。

悩みの種

今頭を悩ませている問題は、実は昼食である。ほとんどの日で自分で何とかしなくてはいけないのだが、食べに行くよりも中で何とかするほうがよっぽど安くあがるので、今は電子レンジを使って何とかやっているわけである。ところが、困ったことにインスタントラーメンを一日一食の割で消費してばかりで、あまりよろしくない。
そこで、他のものも探してみようという気になったのだが、思いついたのが冷凍食品。冷凍餃子事件というのはあるにしても、レンジ一つで色々食べられるというのは悪い話ではない。うどんやチャーハンなどがありそうだが、それだけでもラーメンばかり食べている最近の昼食事情からすれば驚くべき進歩といえそうだ。ぜひ今度近くのスーパーまで行って見てこよう。
実に平和な悩みである。

積もりに積もった

掃除をするとなると凝りだすものである。これまで資料などを置いた箱があったあたりはこれまで手のつけようがなかったのが今やゴミの在処と化してしまった。そのため、取っ払うとあるのはたまりにたまった埃である。処方は掃除機と雑巾で掃除である。
最近どうも埃っぽさに体が参ってきたらしく、目がかゆくなったりくしゃみが出るときがある。国試アレルギーではないようだ。時期的に花粉とも思えなくもないが、とりあえず抗アレルギー薬の点眼と点鼻をやっている。しかし、それだけでは不十分なのはいうまでもなくアレルゲンの除去が大事なのはちょっと考えれば誰にでもわかることである。
掃除しても掃除しても埃は消えない。もっとこまめに掃除しなさいということだろうが、ものぐさ太郎さんとしては難しいところだ。埃は消えてもらいたいが、誇りは消えてもらっては困る。

差し込む

国家試験にかまけてここしばらくご無沙汰だったので、何ともいえない感触だった。
そして、おもむろにひねるとエンジンの音がして車が目を覚ます。いくつかのライトがついたり消えたりして、カーナビも起動。計器類を見ると、スピードは当然ながら０。エンジンの回転数は1000～2000ほどとまずまず。もちろん全然温まっていない。パーキングブレーキを解除し、車が動き出す。そうこなくてはいけない。
狭い道を少々通り、大通りに出る。さあ、今日はどちらに曲がろうか。後に車がいないことを確認してからちょっと考える。方向が決まったらウインカーを出して、行き交う車が途切れるのを待つ。
いいタイミングだ。アクセルを踏み、エンジン音があがる。ハンドルも切って車が曲がっていく。ハンドルを戻して大通りを進む。
ちょっとMDなどをかけてみる。いいものだ。誰も邪魔するものはいない。
多摩川まで行ってみた。そのまま行くと神奈川県になるので、丸子橋で右折して多摩川グラウンドを横目に見つつ進む。かつて多摩川グラウンドで練習試合をしたり練習をしたときのことをふと思い出す。
今度は世田谷通りに入る。そのまま三軒茶屋まで行って246に乗る。渋谷まで行くと、人も車もたくさん。
実に楽しい。