かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

緊張の面接

2020年09月28日 23時32分29秒 | お受験
今日は上の息子の西武文理小学校の面接の日。スケジュール調整がつかず、面接の練習はできず結局ぶっつけ本番になってしまった。
こちらの対策としては、本に載っていた5年分の過去問に対する回答を作り、それを暗記するくらいだったが、事前に調べた限りではそれほど変わった質問もなさそうなので、後はうまく口が回るかどうかといったところか。
私の仕事は年休を取り、息子も幼稚園はお休みにした。
先日メールで連絡があり、指定されたのは今日の16時。30分前には着くように逆算して、家を出発した。息子は両親と一緒にでかけるので、口数は変わらなかったが、なんとなく表情がぎこちない感じがした。
西武新宿線で最寄り駅の新狭山駅にむかうところだったのだが、電車の中で急に息子がおなかが痛いと言い出したために急遽所沢で途中下車してトイレに寄った。予定よりも早めの電車に乗ったので、大した影響はなかったのだがやはり緊張しているらしい。
電車の中でだいぶ長い時間を過ごすので、薄い絵本を4冊ばかり持って行ったがあっというまに全て読み終わってしまい何周かすることになった。
いざ学校に到着すると、ちょうど下校時刻だったようでスクールバスに乗り込んでいるところに出くわした。実際にこの学校に通っている子ども達を見るのはよく考えると初めてだった。
最初に入口で受付をした。息子は落ち着いて自分の名前を言えて、まずは一安心。それから待合室となるチャペルのような場所に通されてしばらく待った。他の家族もいる中で、絵本を読み聞かせることはできずトイレを済ませてからは折り紙で時間を過ごした。順番が来て、面接会場となる教室の前の廊下に椅子があり、そこに案内された。そして、前の家族が出てきてしばらくしてから中へどうぞといわれた。
まず落ち着いてノックを3回。中から応答があり、扉を開けて一礼して名乗ってから中へ入った。後に息子、嫁さんと続き、皆入ってからあらためて一礼。空間は意外と狭く、後ろに荷物置き場が設けられていてそこに荷物を置くように言われた。そして椅子の後ろにそれぞれ移動して促されるのを待って着席した。着席は息子と嫁さんが座ったのを見届けてから自分が最後。これは練習で何回か忘れた点だったが、今日はうまくいった。
そしていざ面接。ほとんどの質問はほぼ準備していた回答で対応できたが、1つだけ、「幼児教室から本校のことをどのように聞いていらっしゃいますか?」という質問だけは準備していなかった。というよりも、そもそも聞いていないのだからどのようにも何も答えようがない。やむなく、自分の調べた範囲での印象を簡単に話すにとどまった。着席した姿勢のままで基本的には身振りはなく答えるのがいいとされているようなのだが、この質問に答えるときは思わず少し手振りをしてしまった。最後に「時間が余ったので何かアピールすることは?」と聞かれたが、後からこのときに用意しておいた息子の性格の話などすればよかったかと思った。息子はというと、概ね落ち着いて答えられていたようだった。
始まってしまえば終わるのはあっという間で、椅子から立ち上がってからは部屋を出る前にそろって一礼して順番に出て、ドアを閉めてほっと一息ついた。後は学校を出るまでが試験であるから、おとなしく外に出た。面接会場から出口はすぐで、案内がついていたので迷う心配もなかった。
とりあえず、これで本番の試験は一つ終わった。