かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

目標(野球の上での)

2006年04月30日 21時12分38秒 | 雑談
理想像は誰にでもあると思います。私の場合は当初の目標はパワーピッチャーでした。「でした」というのは、その後方向修正を行ったからで、今はいってみれば目標は「魔術師」です。悪くいえば詐欺師です。もともと何かを仕掛けたり、罠にはめるのは結構好きな方で、要するに手玉に取るというか、いやがらせをするというか。あんまりいい趣味ではありませんね。
詐術のネタはもちろん左手に持ったボールです。昨日準備がてら投げ込んでいたら、少しだけ意図的にいろいろと微調整ができるような気がしてきました。最初は思わずでてしまったのですが、だんだん意図的にできるようになっていきました。つまり、表向きの球種の数と実際の球種の数は違ってくるというわけです。もっと言えば、意図的に投げ損なうということです。ほんの少しだけ、握りとか投げる瞬間の指の動かし方を変えるだけで、少しだけ違う球筋になります。曲がったり、少し落ちたり。同じ変化球でも落ちる方が凄いのと、曲がる方が凄いのと。
正しく投げられないのなら、無理に矯正せずにそのまま使えばいい。そういう結論でした。ただし、野手の時にこれをやると非常に嫌われます。投手のクセ球とは要は回転がおかしい球のことですから、野手の時にやると正確に行かないわ、バウンドすると向きが変わるわで大不評は疑いなしです。非難ごうごうでしょう。
問題は、この変化が自分であまりコントロールできないことで、つまりは自分の球は投げた本人も意図しない変化をしていることになります。七色の変化球なんてそんなものです。

朝駆け大勝利

2006年04月29日 20時45分42秒 | 野球
今日は春リーグ初戦。場所は長津田にある昭和大学のグラウンドで、集合は7時。しかも、駅からそのまますぐにいけるわけではないので、駅には6時半集合という凄まじさ。車で行くことにしたのだが、どのくらいかかるかわからなかったので、家を出たのは4時50分くらいだった。道は空いており。しかも誰も制限速度を守っていなかったので、流れに乗っていったら1時間とかからずに長津田駅に着いてしまった。ついたのが5時40分頃。ということで、待ち時間ができてしまった。しかし、寝るには中途半端な時間でもあり、困ってしまった。しばらくリクライニングにして休んだのち、車を降りて駅まで行ってみた。何人か乗せてグラウンドへ行った。
試合の内容は10-0。6回サヨナラコールド勝ちという非常に喜ばしい結果となった。しかも、先発バウアー氏は記録上ノーヒットで抑えてしまった。参考記録ながらノーヒットノーラン。堂々の完封勝利を飾った。私は2番手ピッチャーとしてスタンバイし、初回からいつでもいけるように準備をしていたが、出番が来る前に試合が終わってしまったため、準備だけで終わってしまった。打線もなかなか好調で、ホームランをはじめとして長打が続出。ただ1つあった牽制死が余計に目立つ結果になった。今回は相手のミスにつけ込むことができたというのも大きいことだし、それ以上に味方のミスをフォローするような守備ができたことが大きいと思っている。ミスはどんなに注意しても人間である以上は起こって当然。問題はその後をいかに対処するかであり、そこにミスの意味を決定づけるポイントがあると考える。ねばり強い守備を。これが私の野球哲学と言えるだろうか。ややキザな言い方であるが。
ちなみに、長津田は「ながつだ」ではなく「ながつた」だったらしい。ところが、道路標識に「Nagatsuda」と書いてあるのを見つけてしまった。どっちが正しいのかな?

呼吸器内科の一日

2006年04月28日 18時15分32秒 | 一般
今日の講義5コマは全部呼吸器内科であった。しかし、あまり面白い講義ではなかった。出席を取らなかったらたぶん途中で帰っていたであろう。そんなわけで、あまり講義は聞いていなかった。持ってきたSTEPを読むか、ぼんやりとするか、臨床講堂に座っているクラスの面々を観察するか、といったことに時間を使った。ほかには、理想的な投球フォームを思い浮かべてみたりもしたが、あれこれ考えるうちに、気がついた。思い浮かべているフォームは全部右投げのフォームだった。左投げを思い浮かべようとしてもなかなか浮かばない。どうしてだろうか。たどり着いた結論は、あまり見ないから、だ。周りの多くは右投げだし、自分の姿も鏡で見ることが多いから、やっぱり右投げである。
昼休みに東医体の分担に関する会議があった。昨日の続きである。ようやく全て決まったので、もう大丈夫だろう。来年のことなので我々の学年は直接には関わることはないが。次期幹部はいろいろと大変だろう。
5コマ全部終わったあとで、軽くキャッチボールをやった。昨日よりはよかった。明日はなんとかなりそうだ。朝が早いのが悩みである。

もがき苦しむ日々

2006年04月27日 20時28分29秒 | 野球
今日は朝から雨が降っていた。どういう場合にでも対応できるよう、スケッチ用の色鉛筆も用意し、野球の支度もし、さらに車で学校に行った。病院の駐車場に止めることができるから問題はないが、やっぱり金がかかるのがネックである。
結局いつもの練習場は使えなかった。普段ならそこで終わりなのだが、思わぬことに駒場の野球場が4時まで使えるということがわかり、急遽変更した。とはいっても、一度中止連絡を流したあとだけに、来られる人はいらっしゃい、ということになった。そのころ、私は東医体に関する会議のさなかであった。来年の第50回東医体の主管校グループにはわが大学も入っているため、私たちの学年はあまり関係ないが現役の幹部ということで、会議に加わったわけである。要は運営部の役員の担当決めであったのだが、我が野球部は残念ながら人が少なく、あまり忙しい職務を担えないようである。
さて、駒場では足場があまりよくなかったが、キャッチボールとノックをやった。今日も上手くできなかった。いつまでたってもこんな調子なのだろうか。困ったものだ。何一つできやしない。笑ってしまうような話である。まったくおなぐさみもいいところだ。
駒場からだいぶ遠回りをして、同乗の4人を近くまで送っていった。ちょうどムシャクシャしていたときだったので、いい気晴らしになった。何の心配もないところで、アクセルを思い切り踏んですっ飛ばしてみたいと思った。
余談だが、あれこれ考えていると突然何もかも捨ててしまいたいと思うことがあるのだが、これが高じると自殺願望につながるのではないのかと思った。引きとめる自分がいる限りは大丈夫だとは思うが・・・。

独自の理論「あなたは英雄ですか?」

2006年04月26日 22時28分17秒 | 雑談
中学生の時にはじめて「罪と罰」を読んだときのことである。はじめて読んだときは、課題と重なっていたこともあり、とにかく必死に読んだものである。おまけにメモまで取って。その後、自由に読むことができるようになってからは、いつものように手にとって、適当に開き、そこからいきなり読み始めるというおきまりのスタイルで、所々、繰り返し読んだ。おかげで、今でも登場人物の名前は頭の中に入っている。主人公はロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ(通称ロージャ)。妹はアヴドーチヤ・ロマーノヴナ(ドゥーニャまたはドゥーネチカ)。母はプリヘーリヤ・アレクサンドロヴナ。妹の婚約者ピョートル・ペトローヴィチ・ルージン。これが嫌な奴で、読んだときはこういう風にだけはなりたくないと思ったものだ。まだまだいる。友人のラズミーヒンといわゆる敵役のポルフィーリイ。そして、ソーニャ。彼女はまさにキーパーソン。あとはスヴィドリガイロフなんていうのもいた。
この小説の内容については、有名であるから特に言及はしないが、私が一番好きな場面だけちょっと書いてみる。
最後の最後、ラスコーリニコフとポルフィーリイの最後の対決の場面。もう誰が犯人かをしっかりと言った後のこと。自棄になったラスコーリニコフに、ポルフィーリイがいった言葉。最初に読んだとき、感動というとおかしいのだが、心動かされた言葉である。そしてその後、あなたは一体何者なんですか、と聞かれたあとに、私はもう終わってしまった人間ですよ、と答える。それがまた何とも言えず好きだ。
私は愛の何たるかを語ることはできないが、最後のシベリアでの描写には、愛とは何なのか、ということの一端が語られているようである。最初に読んでからずいぶん経ち、私もだいぶ変わったが、何回読んでも、やっぱりいいものはいい。面白い、というのとはまた違うが、本当にいい作品というのはそういうものなのだと思う。面白ければいいというものではない。

いたずらなお天気

2006年04月25日 19時44分40秒 | 野球
今日は練習の日で、1年生も本格的に来てくれそうで、いい練習ができる・・・はずだったのだが、朝からどうも雲行きが怪しかった。だんだん暗くなってきて、ついには雷が。さらに強い雨が一気に降ってきた。すぐにやむという予報だったので、決めた時間まではじっと待った。時間になったので、予約を入れている野球場の管理人に電話をかけた。だいぶ粘ったが、2人がかりでダメだといわれてしまい、しかたなく練習は中止にした。もちろんそのまま何もしないというのはまずいので、農グラも考えたが雨が降るとひどくぬかるむので、あきらめてバッティングセンターに行くことにした。
ところが、である。知らせを流してからしばらくすると、雨がやむどころではなかった。晴れてきた。何たることか。この前もそうだったが、どうしてこうなるのだろうか。
天気が相手であるから致し方はないとはいえ、ひどい話である。

長い一日でした~循環器内科本試験

2006年04月24日 21時16分54秒 | 試験
昨日はずっと勉強して、今日の循環器内科の試験を迎えた。試験は全部で12問出題され、そのうち6問を答えるシステムである。○だけつけていればよかった消化器内科とは違い、全部記述式であるためきちんと覚えておかなければならなかった。もっとも、消化器内科であまりきちんと覚えていなかったせいで、紛らわしい選択肢に引っかかってしまった苦い思い出があるので、なおさらしっかりと覚えたいところだった。が、まだまだ勉強が足りなかったらしく、覚え方が甘かったらしい。試験時間は1時間半だったが、今回はしっかりと使い切った。
そのあとは外科の講義が2コマと、心臓血管外科の講義が1コマあった。しかし、眠くて何を言っているのかはあまり聞いていなかった。出席を取る外科でなければ一度帰って寝てもよかったが、そうはいかないところがひどいところである。
しかも、今日は医学英語の日であり、5限が終わったらさようならというわけにはいかなかった。3年生の時は試験が終わったらそのまま帰ることも可能だったが、今年はそうもいかないのがつらいところ。おまけに試験が山のように待っている。
そんな中で受けた医学英語は、やる気のあがらぬ事おびただしく、ただの一度もまともに答えないまま終わらせてしまった。何とも長い一日であった。月曜日はしばらくこんな調子なのかと思うと、先行き不安である。

アルコールとのおつきあい

2006年04月23日 21時04分05秒 | 雑談
私は酒が強いほうではない。しょっちゅう酔いつぶれるので周りの評判もあまりよくない。自分でいうのも何だが、要するに酒に飲まれるほうである。
普段物静かな人ほど、酒が入るとすごいことになるというが、私はどうだろうか。普段物静かかどうかは知らない。酒が入るとどうなるかも知らない。
本当は一人か、気心の知れた人とともに、こぢんまりとゆっくり飲みたいのだが。一人で飲んでいるのが一番いいかな。

朝から夜まで

2006年04月22日 23時59分32秒 | 野球
今日は練習の日である。いつも通り5時半に起きた。最近は明るくなるのが早く、もうこのぐらいの時間には明るいのがうれしいところである。で、車に乗って荒川土手の練習場所に向かった。またしばらく拭いていなかったため、あちこちに汚れが目立っていた。ゴールデンウィーク中にでもきれいにしてあげたいと思う。
今日は新入生が6人も来てくれた。そろそろ新入生の取り扱いにも慣れてきたような気がする。それはいいのだが、今日はフリーではあまり調子がよくなかった。情けない話だが、直前のケースノックでランナーをやってやや疲れてしまったためのようである。ボールにスピードが乗らず、もはやコントロールむき出しの投球であった。お辞儀とかそういう問題ではない。バッターは皆大変打ちにくそうにしていた。申し訳ない。これではバッティング練習にはならなかったであろう。
なんとか、時間内にフリーまで終わらせることができたが、一三塁の練習ができなかったのは残念である。
そのあと、新入生を本郷にある我々の行きつけの店に連れて行き、必要な野球用具を買いそろえてもらった。なかなかすばらしい。今年は何人の一年生が入るのだろう。私もまだ把握し切れていない状況である。
そのあと、夕方に渋谷で最後の新歓飲み会。集合場所はモヤイ像であったが、同じことを考える集団はあちこちにあると見え、同じような格好をした若者が所々により集まっている有様であった。なんとか我々の集団を発見して混じることができた。人数が凄まじく多かった。まさによりどりみどりといったところ。きれいなものも、そうでないものも。
本当は早めに帰りたかったが、結局二次会まで行ってしまい、家に帰り着いたのは日付もとうに変わった頃であった。疲れた・・・。

みんな強いんだな

2006年04月21日 21時26分01秒 | 雑談
最近と言わず、ずっとだが、よく見る定番の夢がある。どんな夢かというと、誰かと一緒にいて・・・なんていういい夢ではなく、悪夢である。それも決まって守備でボールを取り損なうか、送球を失敗するか、あるいは一人で苦しんでいるところで、周りから怒られるという野球の夢である。
周りはみんな野球が上手である。守備練習をやっていてもうまくできなくて、もがいてもやっぱりうまくいかなくて、また怒られて。
周りはミスをしても、ちゃんとその後うまくなっている。私は何回か同じことをやってもうまくいかず。考えると余計に迷うからできなくなるというおなじみのパターン。
全く笑うしかないけど、笑うこともできない。わかっているのにできないのは、腹立たしいが、どこにも何もできないから困ったものだ。病んでいるって?そうかもしれない。もともと半分おかしくなりかけているようなものだからな。
悩んでばかりいる今日この頃でした。勉強しないと。周りは恐怖ばかり。