かつてのひまな野球人の記

野球が好きだった医者が書きたいことを書き散らすブログ。今は保健センター教員をしつつ神経内科医と研究者もやっています。

最後の最後まで

2010年08月31日 23時55分39秒 | 医者仕事
今日は6週間ぶりの引き継ぎの日。つまり循環器内科は今日で最後である。ところが、引き継ぎらしからぬミスが見られて、それは残念だった。
何が大変ということはないのだが、いくつも細々としてものが積み上がってくるとさすがに何とかしようと思うらしい。
世の中引き継ぎで波を生ませて、当事者はそれでいなくなってしまうことから禁止とする。
それ以外は特に何もなく、ただ細々としたことを片づけていたらあっという間に時間が過ぎただけのことである。

初日のあれ具合

2010年08月30日 23時57分14秒 | 医者仕事
今日と明日だけとはいえ、病棟の具合というのは常に気にかかるところである。
そう考えていると、病棟で急変があって最初から汗だくになって頑張らざるを得なかった。結局効を奏さずそのまま亡くなってしまったが、こういうときの救命はまだまだ成功率も差外ということを実感した。
留守中に何があったかを調べたり、変化に応対しているうちに時間が過ぎていき気がついたら結構な時間になっているというのはよくあること。
今夜はオーベンと食事に行く約束だったが、なくなって少々がっかり。しかし、何と突然食事会の話が持ち上がりそこに行ってきた。
明日で循環器は終わりだが、明日はどうなることだろうか。

夏休み最終日

2010年08月29日 17時18分31秒 | 一般
目が覚めて起きたらもう日曜日。夏休みは今日までで終わりである。
と同時に、世間的にもそろそろ夏は終わりらしい。裏の公園では例年通り盆踊り。それはそれでいいものだが、なんとなく働いてそれで終わってしまったような気もする。休みの日数自体は去年と同じなので何も変わりはないのだが、印象とは不思議なものである。
旅行もできたし、ゆっくり休めたので夏休みは十分に満喫できたものと思う。ただ、夏の終わりというのは何とはなしに寂しさを感じさせるのは、働き始めてまだ時期が短いからだろうか。

コンクリートにホッとする

2010年08月28日 23時50分21秒 | 一般
病気のようだが、コンクリートに囲まれた場所が自分の故郷なのでそれもしかたないところである。
四万温泉を朝出発し、昨日行ったダムの下側を見に行った。整備されて公園になっており、ダムから放流された直後の四万川の様子がよくわかる。
ダムから離れ、四万からも離れた。目的地は富岡製糸場だったのだが、中間にある水澤で有名な水澤うどんを食べて、それから富岡に向かった。富岡製糸場は当時の建物が良く保存されており、中身は変わっていても当時の面影は残っている。たまたまガイドツアーが始まった直後に着いたので、そこに混ざって話を聞いてきた。
その後土と火の里公園に行ったが、惜しくも工芸体験の時間には間に合わずちょっと見ただけで引き返さざるを得なかった。道の駅しもにたで名産品のネギとコンニャクを物色してから、最後に駅の近くでコンニャク料理に舌鼓をうった。
最後は下仁田ICから高速道路にのり、東京に帰ってきた。渋滞も大したことはなく、比較的スムーズに帰ってくることができた。

温泉ハシゴ

2010年08月27日 22時46分35秒 | 一般
今日は草津温泉を散策するところから始まった。有名な湯畑を回ってみて、あまり数が少ないという湯ノ花の入浴剤を見つけて、即購入。聞けば、次の入荷は12月なのだとか。
草津を散策してソバを食べた後は、四万温泉に向かった。時間の都合で早く四万に着きすぎたので、四万川ダムに行って奥四万湖を見に行った。湖面が鮮やかな青だったのが印象に残った。
四万温泉はとても柔らかな印象で、飲むこともできるらしい。一杯ほど飲んだが、効能はいかに。そして、河原の露天風呂はとても気持ちが良かった。

都会から脱出

2010年08月26日 22時07分57秒 | 一般
今日から夏休みを利用して旅に出る。行き先は草津と四万温泉。都会の喧騒から離れて温泉でリフレッシュという企てである。
草津に行く前に尾瀬に寄った。天気は幸いにして晴れており、短い時間ながら自然の中で歩くことができた。
その後車で草津へ。
予定通り草津に着き、宿に無事に入った。温泉と食事を満喫し、夜のライトアップされた湯畑を見てきた。
明日は午前中に草津温泉街を散策するつもりである。

まさかの展開

2010年08月25日 18時51分13秒 | 医者仕事
話は昨日に続く。仕事が終わったのは日付が変わる少し前だったのだが、帰ったのは当然ことながら日付が変わった後であった。やれやれと思って食事をしているときに電話が鳴った。まさしく悪夢のような展開で、VTが止まらないという話でやむなく病院に逆戻りになった。ただし、自転車をこぐ元気はなかったので車を運転して。
夜中なので大して混まずにスムーズに病院に着いた。職員なら駐車料金は無料化してもらえるので、それを知って以来自動車のハードルが下がったような印象がある。それはさておき、救急外来で問題の患者を診た。ICDも植え込まれていて、やることは薬の調節だけである。アミオダロンが入ることになり、念のためICUに入院になった。とはいっても、朝になれば私は夏休み。
帰ってきて、眠りについたのは4時頃だった。目を覚ましたときには8時半を過ぎており、晴れて夏休みに突入したというわけである。
昼過ぎまで夢うつつといった状態で過ごしてしまい、後悔しつつ午後は買い物に行った。それから荷物を準備。遠足の準備ではないが、荷物を用意するのは結構楽しいものである。

休み前の悪夢

2010年08月24日 23時59分56秒 | 医者仕事
夏休みを控え、うきうきは最高潮に達していたのだが、状況はそれとは裏腹にあまり芳しくない。
またも血圧で問題が発生し若干話が深刻になってきたかと思えば、明日カテーテル検査をする人の入院があったりと、なかなかスムーズに申し送りをして休み突入とは行かなかった。そして、仕事は夜になっても終わらずに、ようやく申し送りが完成して終わったのが日付が変わるちょっと前だった。
ちょっとした癒しになったのは、今度新しく付けた時計で1時間ごとに時報のようにしてあるメロディーがオルゴール調に流れるのである。それが実にほどよい加減の癒しを束の間とはいえ与えてくれる。
仕事が終わっても話は終わらないのは、今日がバックアップだからである。これまで呼ばれたことはないのだが・・・

見事な開通

2010年08月23日 23時48分17秒 | 医者仕事
今日からまた1週間が始まったわけだが、今週はあまり沈んだ感じにはならない。というのは水曜日から夏休みになるからであり、要するに今週は2日仕事をすれば終わりなのである。
PCIがあり、完全に閉塞してしまって造影剤が止まってしまっている箇所に細いワイヤーを通し、バルーンを入れて空気圧をかけてまず拡げる。そして、広がったところにステントを留置して、何回か造影剤で流れているかを確認して終わり、という流れだったのだが、ワイヤーを通すところで手間取り、結局2時間以上かかってしまった。しかし、閉塞した部分は見事に再開通して、血流が見られるようになり造影剤の通りもまずまず。
問題はこの人は三枝病変で、まだ1つを処理したに過ぎないということである。国試的にはこういう場合はPCIではなくCABGを選ばなければならないところであるが、現実にはすれすれのところでやっているということである。

2週間前の再現

2010年08月22日 16時25分20秒 | 医者仕事
突然の頻脈で心電図が変化していたら、やはりただごとではない。先々週の日曜日もちょうど同じことがあり、全く同じ心電図変化だった。ST変化があるとこれはさらに緊迫するものだが、自覚症状の訴えは皆無に近い。糖尿病のせいもあるが、採血をして確認すると逸脱酵素をはじめとして虚血をうたがわせるような結果はなく、しばらくするとモニター波形も元に戻った。ここまで来てほっと一息というのが望ましいあり方である。
先々週は大事な用事があってどうしたものかと思っていたのだが、今日は何もない。それどころか家は空っぽで家族も旅行に行ってしまっている。こういうときは何事も起こらないから不思議である。もっとも、印象に残らないせいかもしれないが。
日曜日、大事に過ごしてあと2つ寝れば夏休みになる。