グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

地球交響曲第七番

2010-11-13 08:46:16 | 鑑賞

11月11日(木)18:30~苫小牧文化会館
監督:龍村仁
上映後、監督による講演。

第七番のテーマ「全ての生命が潔く健やかに生き続けるために」~霊性の原風景

これまでと同様、ベースに流れていたのは
母なる地球に対する畏れと感謝、あらゆるものに生命が宿り、全てが繋がって生かされている…

毎回何人かの地球人にスポットを当てて製作されていて今回は、
アンドルー・ワイル 統合医療医学博士
グレッグ・レモン ツール・ド・フランス覇者
高野孝子 環境教育活動家

内容が濃すぎて、もう一、二度観たいというのが本音。

印象に残ったことを一つだけ。
相反する生物同士が争っても、相手を完全に駆逐することは出来ない。
双方とも地球が作った同じ生命体。
ならば、相手も生かしながら微妙なバランスで共存していかなくては…柔らかく。

ここで、若かりし頃、茶道の先生が仰っていたことを思い出す。
「相手が絶対悪いとしても、追いつめてはダメ。必ず逃げ道を作ってあげることが大切」


地球交響曲は幸いなことに何年か前、友人が勧めてくれたDVDで知り、
1~5番を観ることが出来た。

第一番の冒頭に書かれている文章だけ紹介しますね。

受容する愛と叡智のために

かつて、ひとが花や樹や鳥やクジラたちと
本当に話ができた時代がありました。
その頃、人は自分たちの命が宇宙の大きな命の一部分で
あることを誰もが知っていました。
太陽を敬い、月を崇め、風に尋ね、火に祈り、水に癒され、
土と共に笑うことが本当に活き活きとできたのです。
ところが、最近の科学技術のめざましい進歩と共に、
人はいつのまにか、「自分が地球の主人であり、
自然は自分たちのために利用するもの」
と考えるようになりました。
その頃から、人は花や樹や鳥やクジラたちと話す言葉を
急速に忘れ始めたのです。
我々はこのまま「自然と語り合う言葉」を
永遠に忘れてしまうのでしょうか?
それとも、科学技術の進歩と調和しながら、
もう一度その言葉を思い出すことができるのでしょうか?


そういえば七番の中で言ってました。
太古の叡智は未来の科学であると。


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