グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

魂のみなもとへ 詩と哲学のデュオ

2007-09-18 08:11:53 | 

谷川俊太郎 長谷川宏 /朝日文庫
テーマは「生・老・死」。谷川俊太郎の30編の詩に対し、長谷川宏が短文をつけていく。批評ではなく、詩に対立しつつ、同調するその文章には小難しさが全く無く、子供の頃からの思い出などを絡ませ、感性豊かな人柄を感じた。

好きな詩が沢山ありました。

  「川」
母さん
川はどうして笑っているの
太陽が川をくすぐるからよ

母さん
川はどうして歌っているの
雲雀が川の声をほめたから

母さん
川はどうして冷たいの
いつか雪に愛された思い出に

母さん
川はいくつになったの
いつまでも若い春とおないどし

母さん
川はどうして休まないの
それはね海の母さんが
川の帰りを待っているのよ



楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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