POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
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「ベトナム」旅日記12 - ダラットで
ベトナム旅行
/
2008年01月14日 01時50分15秒
ベトナム南部の人たちの避暑地と言われるダラット。日中は、長袖のシャツがあれば過ごせますが、朝晩は上着を羽織らないと肌寒いです。ダラット滞在2日め、観光スポットを巡るよりも街中を歩きたがる夫にきょうは従いました。前回来たときに、ツアーを利用して、バオダイの別荘やチュックラム寺院などを見てしまっていたので好都合です。ただ、健脚の夫について歩くのは、かなり疲れます。大きく身長差があるのですから、歩幅も違います。でも、ゆっくり歩くと疲れるという夫は自分のペースを変えようとはしません。先に歩いていって立ち止まって追いつくのを待っています。こんな夫を持つと一苦労です。「放し飼い」にしておくのが一番いいのですが、きょうは健人も連れてちょっと散歩。
参考記事 「
バオダイ帝の別荘 in ダラット
」
「
ダタンラ滝 in ダラット
」
宿泊ホテルのノボテル・ダラットは丘の上にあり、それを10分ほど下っていくと「ダラット市場」があります。「マーケット(市場)」や「スーパーマーケット」を必ずと言っていいように旅行では来訪先に加えています。今回は、サイゴンでは「ベンタイン市場」(私は前回行ったので夫だけ)、ニャチャンでは「ダム市場」(ここも夫だけ)、そしてここの「ダラット市場」。
「ベンタイン市場はどうだった?」
「活気が今ひとつかな。マーケットの前にロータリーがあってね、そこにチャン・グエン・ハイ像というのがあるので、写真を撮るためにバイクの流れをぬって、陸の孤島とも言える像の下に渡ったんだよ。」
「相変わらずの物好きね。」
「でね、そこに英米人のおばあさんが1人いて、ベトナムの中学生の女の子たちに何か話し掛けているんだよ。どうも道を渡ってきたけれども、このバイクの流れで戻れないようなんだ。」
「渡って来られたのにね。」
「どうやって渡ったんだろうね。きっと道を渡る人の流れに何気なく乗って来たんだろうね。」
「で、どうなったの?」
「女の子たち、恥ずかしいんだろうか、逃げちゃった。そこで、私が声を掛けて、渡りたい方向へ一緒に渡ってやったわけさ。」
「そうなの。」
「渡ったところが市場の反対側で、戻るのがこれまた大変。バイクの排気ガスに嫌気がさしていたので、そのまま帰って来ちゃった。」
「あら、市場の中には入らなかったの?」
「ちょっとだけしかね。」
「ご苦労さん。」
ベトナムでは、交差点に信号がないことが多い上に、信号があったとしても、右側通行のバイクや車には右折は前方赤信号でも自由で、そのルールが身に付いていない夫は右折バイクにはねられかけました。ひやっとしました。健人よりあなたの方がバイクに気をつけてね。
ニャチャンのダム市場に1人で出かけた夫は迷子になっています。地図オタクの夫も詳細な地図を手に入れられないベトナムでは、陸に上がった河童のようなものなね。
ダラット市場は、面白かった。市場は現地の人の生活が見えます。そこで売られているものを見ると、食生活が垣間見えます。野菜、肉、魚介類、果物、日本にもあるものないもの、カエル、タニシ、何だかわからないもの(夫に「聞いてよ。」と言うと、「答えてもらってもわからないでしょ。例えば、カームと答えてもらって納得できる? みかんの一種と知って初めて納得じゃない? 聞いても無駄さ。」)、、、
健人は、魚介類のコーナーでは鼻を押さえていました。「やめなさい。こういうところがあるから、美味しいものが食べられるんだよ。売っている人が気を悪くするよ。」と夫に叱られていました。
健人の目的は「苺」。市場のまわりの路上で籠に苺を盛って売っているおばさんたちに「ハウマッチ、ワンキーロ?」と声を掛けて廻りました。「フィフティーン(1kg1万5千ドン、日本円で100円ちょっと)」、「トウェンティ」、「トウェンティ・ファイブ」、、、まちまちです。試食でつまむ苺の味もまちまちです。
日本でもそうですが、奥に入るほど安くなっていく傾向があります。早く苺を手にしたい健人、少しでも安くて美味しい苺を手に入れたい私。10人以上あたって、値段の水準とおおよその味の傾向を掴んで、ようやく購入。多くあたり過ぎたので、どの人の苺が美味しく安かったのか忘れてしまい、探し出すのにちょっと苦労しました。
夫は、子供の頃、近所の川原のあたりになっていて、毎年独占的に口にしていたという「桑の実」を購入しました。最初、実は赤く、熟すると黒ずんでくるそうなのですが、口にすると酸っぱい。「これは色だけが先にいってるね。私の知っている桑の実はこれだけ黒ずむと甘く柔らかく美味しいものなんだけどね。」
田舎に暮らしていた頃の郷愁なのでしょうか、やや硬く酸っぱい「桑の実」を1人つまんで口に運んでいました。
私は、「アーティチョーク(朝鮮アザミ)」の現物が見られて満足。ヨーロッパやアメリカでは普通の食材なのですが、日本ではなかなか見かけません。大きな蕾の中心部にある柔らかいガクと花托が食用になります。
アーティチョークを買うわけにはいきません(ここダラットで食べには行きます。旬の食材なので、必ず食べます。)ので、私はパッションフルーツを購入して、本日の市場タンケンは終了!
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