POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 ニャチャン滞在2日目です。前日に宿泊ホテルのニャチャンビーチホテルの近くにある「アンフートラベル」のオフィスで「ボートトリップ」のチケットを買っておきました。一人当たり6ドルとのこと。「ベトナムドンで支払えば?」と尋ねると、900,000vndとのこと。

 1USD=114円だと6USD=約680円になり、100,000vnd=716円だと900,000vnd=約640円になります。ベトナムドンで支払えば、3人分でおよそ120円の節約。塵も積もれば山になるのではないかと、工夫です。浮かせたお金で、1個5,000ドンのバインミー(ヨーロッパ風サンドイッチ)が3本買えます。夫は「細かいね。」と言いますが、これが主婦の節約術というものですよ。この「細かさ」で毎年海外旅行に出てくるのですよ~。

 で、先ほどからホテルピックアップのミニバスを待っているのですが、来ない。30分以上も待っているのですが、来ない。そこで、近くにある「アンフートラベル」のオフィスに「どうなっているの。」と文句を言いに出かけました。

 実はホテルの近くのオフィスでチケットを購入したのは、こういう事態に備えてでした。「雨が降ったら、お金は返すね。」との質問では、「問題ない。(ノープロブレム)」との返事(まあ、この答え方も曖昧ですが。)。このボートトリップを始めた「ママリン」という旅行社のリーフレットには、「出発の45分前までは、返金します。」と書いてありましたが、この旅行社のリーフレットには記述がありません。

「30分以上待っているが、どうしたの。」
「心配ない。ホテルで待っていてくれ。」

 ベトナム時間? こんなものなの。ホテルに帰り着くや否やミニバスが猛スピードでやってきました。乗り込むと私たちだけ。置いてけぼりをくっていたのでしょうか。ボートが出航する港に猛スピードで向かうドライバーに携帯電話がなります。怒鳴りあうような会話の後、バスはUターン。別のホテルでさらに2グループ、4人を拾いました。そのまま、港に向かうかとみると、「アンフートラベル」のオフィスに戻って行きます。オフィスの前にバスを停めると、運転席から大声で、怒鳴っています。オフィスの人は、「早く行け!」との仕草。何があったんでしょうね。ベトナム語がわかると、面白かったのに、、、

 クラクションを鳴らして、バイクを蹴散らしてバスは走ります。ニャチャンの街の南の端にある港にバスは着きましたが、なんと私たちが乗り込むボートには私たちが一番乗り。後から次々と乗客がミニバスで運ばれてきます。どうなっているの~。これがベトナム時間なの。時間に正確な日本人には、ストレスの元ですね~。特にせっかちな夫には向かないかも。私の支度が数分遅れただけでもいらいらしだす夫にはね。いつも「何時何分に出かけるからそれまでに支度しておくように。」と時間を決める夫にはね!!!



 島巡りのボート・トリップのガイドを見て、びっくり! 2005年のときの人と同じなのです。坊主頭が印象に残っていました。およそ30~40人を乗せて出航します。まず、どこから来たのかと乗客の数グループに尋ねて行きます。

「どこから来た?」
「タイ」
「サワディー・カッ。」

「中国」
「ニーメン・ハオ。」

「ドイツ」
「グーテン・ターク。」

・・・

 なかなかのパフォーマンスです。掴みはO.K.と言ったところでしょうか。これ以後、案内はベトナム語と英語。ジョークを交えた流暢な英語でした。ニャチャンビーチの波は荒れていましたが、ボートトリップでは、そこそこの揺れで済みました。何回か波をかぶりましたが、まあ大したことはなし。大きく波をかぶりそうなときは、シートを船の屋根から下します。



 最初の島の沖では、「シュノーケリング」や「泳ぎ」。「泳ぎたい。」と健人が言うので、水着になって(予め、健人は水着を下着の下にはいて出かけてきており、私は船の中で巻きスカートを利用して着替えました。)、まず私から水に足をつけたところ、「冷たい!」 2005年3月の旅では泳げたのに、、、 健人には諦めさせることにしました。風邪を引かせることを恐れたのです。

 英米人はこの冷たさでも平気でした。10数人ほどが飛び込んで行きます。フランス人の4人グループの若者たち、オーストラリア人のカップル、オーストラリア人の肥満と痩せのコンビの男性2人、、、 そして「フローティングバー」。泳いでいる人にワインが振舞われます。



 次の島に移動して、その沖でランチタイム。座席の背を倒して俄かテーブルが作られ、皿に盛られた料理が並びます。食べ物は無料。飲み物は有料で、100,000~から200,000ドン。



 「さあ、ランチタイムだ。テーブルの上の食べ物は全部フリーだ。飲み物は有料だが、海の水はフリーだ。遠慮なく食べて飲んでくれ。そして、いま俺はフリーだ。遠慮なく声を掛けてくれ。ただし、女だけだぜ。男は、向こうにいるレディーボーイがフリーだ。そっちにしてくれよ。」(爆笑)

 みなが食べ終わった頃合をみて、バンド演奏。鍋を加工して“YAMAHA”の文字を入れたドラム(ガイドが叩きました)、タンバリン(「レディボーイ」と紹介された男性が振りました)、そしてエレキギター(仙人みたいな姿でしたが、声が優しく、実に歌がうまい!)。



 「さあ、テーブルの上で、音楽に合わせて、ダ~ンスタ~イム!」数人がテーブルの上に乗り、低い天井のため腰を屈めながらも、腰を振りました。夫に「踊ったら。」と振りましたが、「腰を痛めそう。」という返事。オーストラリア人の70歳代のお爺さんが踊っているのにね(このお爺さん、タイ人の看護婦らしい人を連れていました。)。それが終わると、歌唱タイム。マイクがまわります。同じ曲(題名はわかりませんが聞いたことはあります。)が演奏されるのですが、歌詞に各国のバージョンがあるらしく、ドイツ語で、英語で、中国語で、タイ語でその国の人に歌わせます。日本人ということで夫にマイクが渡されました。夫が肩をすくめると、「この歌を知らないのか?」「そう、知らない。」「では、俺の歌を繰り返せ。」

 夫は、音痴です。でも、声を張り上げて歌っています。「ホンダ~ カワサキ ス・ズ・キ」「ホンダ~ カワサキ ス・ズ・キ」、、、おやおや、日本人のイメージは日本のメーカーですか。他の国の人には、受けていました。2005年のボートトリップでは、カラオケ大会があって、私は「スキヤキソング」(「上を向いて歩こう。」)を歌い、拍手喝采を受けました。今回は、この歌を歌わせて終わりでした。

 また、次の島に移動です。今度は上陸することになります。入島料を払って島に入ると、ジェットスキーやパラセーリングができます。有料ですが、パラセーリングは2人乗りで350,000ドン(およそ2,500円)。ほんの数分間の空の旅です。希望者は、引きも切らずでした。



 この島の船着場に船を係留させたままで、無料のフルーツが振舞われます。



 最後は、これまた別の島にある水族館を有料で訪れて、港に帰りました。帰りのバスは大型バスで、各ホテルに参加者を降ろして終了です。健人はとても喜んでいました。一人でボートの屋根に登っていったり、ボートのへさきに座って、海を眺めていました。多少海が荒れていましたので、夫は心配していましたが、健人は船に酔うこともなく、無事にホテルに帰り着きました。

 1日、安価に過ごせて楽しかったので、満足でした。

(参考記事) 「ニャチャンの島巡りツアー

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )