ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

CSKモスクワ

2010年03月19日 | サッカー


ネットに、この前のチャンアピオンズリーグ
CSKモスクワ対セビージャ(セビリア)戦
の動画が配信されていたのでじっくり見て
しまった。本田が決勝点を上げたあの試合
だ。セビージャというのはリーガ・エスパ
ニョーラでも実力のあるチームでそう簡単
に勝てる相手ではない。俊輔のいたエスパ
ニョーラよりはかなり上。その相手に、し
かもアウェーで2-1の勝利となればつい
つい見たくもなるというものである。

日本代表の中ではいまいちフィットしない
本田も、モスクワではすでに充分馴染んで
いるように見える。まず試合を見て感じる
日本代表戦との違いは、全体の動きだ。日
本代表の試合のほうが絶えず動いていると
印象がある。正確に言うと、いつも同じよ
うなリズムで動いていて、その強弱は感じ
られない。ところがこの試合は、全体は結
構ゆったりしているように見えるが、ここ
ぞという時に一気に早くなる。それと一つ
一つのパスが早い。ということは、それら
を止める基本的な技術がしっかりしている
ということだ。そんな試合のやり方に本田
も適応している。そしてここが一番の違い
となってしまうが、皆んな球際に強いのだ。
フィジカルの強さの違いというものはやは
り大きい。本田は適応し俊輔はダメだった
理由は、結局そういうことだろう。森本が
がんばっていられるのもそれがあるからだ
(後、言語適応能力も問題で、俊輔はその
点かなり劣っていたのではないか、性格も
あるが)。

しかしそんな本田もメッシではない。一人
の力でゴールをこじ開けられるほどの選手
ではないから、代表に入ったときの使いど
ころが決まらないのだ。ちょこまかパスサッ
カーでは、踏ん張れる選手よりはどうして
もちょこまか動きまわる選手が望まれる。
結果、岡ちゃんは玉田、大久保という選択
をする。それはそのまま代表の限界を表し
ているのだが、その限界を超える具体的な
手立ては未だ見えない。
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