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ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

キーマカレー

2007年10月13日 | 食べ物


すっかりご贔屓のネパールカレーシリーズには、チキン
用、シーフード用、そして一番のお気に入りの野菜用
の三つがある。
たまには、違うものと思い、シーフードを一度作り、
次にチキンをトライした。
どこが違うかと確認すると、香辛料の組み合わせが違っ
ているようだ。
シーフード用は、黒胡椒の料が半端ではないし、味付
けにレモン汁などを用いる点で、明らかに違う。
チキン用はその点、一番オーソドックスな組み合わせ
のようだ。
つまり、クミン、ターメリック、コリアンダー、チリ、
ジンジャー、ガーリック、そしてガラムマサラと、所謂
カレーの基本的スパイスの組み合わせとなっている。
一般的には、このチキンカレー辺りが一番好まれるの
かと、このスパイスを見ると推測される。

指示には、チキンの骨付きを使うとあったが、同じチ
キンのひき肉でキーマカレーにする事にした。
理由は、キーマのほうが好きだから、ただそれだけ。
ちゃんと、チキンにこだわって、チキンのひき肉にする
ところがちょっと憎い。
流石に基本のカレー、玉ねぎを良く炒めるという過程
がポイントとなっている。
その分、野菜カレーなんかに比べると時間がかかる。
後は、それぞれのスパイスを入れ、時間差で最後にガラ
ムマサラと、香りに関してのこだわりの配慮が感じら
れるレシピとなっている。
で、一時間ほどで完成。

旨味調味料(スープの素)とかは一切使用しない、素
材だけのキーマカレーだが、充分味がある。
今まで、味が物足りないなどと言って、いかにスープ
の素に頼ってきたか。
全く必要ないものであると、カレーによって教えられ
た訳だが、それが最近の出来事というのが、ちょっと
「遅かりし由良之助」という気もする。
つまり、そもそもカレーというのが(日本のルーによ
るカレーは別物)、そういう自然の素材だけの組み合
わせの食べ物であるから、ということなのだろう。
自然食、などという言葉がある前からずっと、そうで
あったのだ。
あまりに人工的な味に偏ってきているので、相対的に
注目されるようになったに過ぎないのだ。

別に自然食志向が強かったわけではないが、最近の傾
向はどちらかというとそうなってしまっている。
しかしこれは、飽くまでも結果で、自分が美味しいも
のと思うものを選択したら、そうであったということ
なのだ。
基本は、美味しいかということ、これは変わりない。
おかげで、インスタントラーメンとかカップめんなど
は、全く食べたいと思う事が無くなった。
これに関しては、多分、良いことであると思う。
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