ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

08-09 冬のイタリア⑥ パルマで凍える

2009-01-23 | 旅行記
それからDuomoへ行き、中へ入ってみる。天井画がすばらしい。というか天井画だらけ。祭壇を奥に見て左右に仕切りがあり、いくつものブース(じゃないけどそんな感じ)があり、ひとつひとつ天井画が違う。フレスコ画もだ。ここで礼拝をするときはいったいどこを見ればいいのか?隣の洗礼堂では結婚式が行われていたようで、花嫁と花婿がライスシャワーを浴びていた。ものすごく寒かったと思うよ。外で待っている人たちは!

そろそろお腹が空いてきたので、すぐ隣にあるリストランテ「ANGIOL D’OR」へ入る。ジョニー・デップ似のイケメンのカメリエーレからはずーーーっと英語で話しかけられる。つまんねー!ランチのラストオーダーが迫っていて、「ランブルスコのリゾット」という魅力的なメニューは食べられなかった。生ハムの盛り合わせ、サラダを注文。例によって、大皿1枚が1人前。なぜこんなに盛りが多いのかしら?日本人の胃袋をなめてもらっちゃぁ困りますわ!それともこの国はみんなギャル曽根かい?!ええ、もちろん取り皿をもらって分けて食べました。生ハムにはパルミジャーノ・レッジャーノ(卵2分の1程のサイズ)が2かけついていた。これをどーやって食べろというんだ!プリモはトルテリーニ。中はパセリとチーズ。バターを使っていてボリュームがあるひと皿で美味し~い。esoresso、ランブルスコをグラスで飲んで?54.5。場所もいいし、リストランテなのでお値段的にはこんなもんでしょうか。

あいにく日曜日なので、寄り道しようにも、お店らしいところが開いていない。天候も悪く、体がどんどん冷えてくる。もちろん防寒対策はしてきたつもりだがカシミアセーターも携帯カイロも効き目なしというか焼け石の水!。こちらではやはり毛皮のコートとロシア帽!このスタイルの人が普通に“うようよ”いる。動物愛護団体に訴えられてもかまわない。私にもそれを着せてくれ~!

Bolognaへ戻る際、直前になって電車の番線が変更になった。噂で聞くこれがそうか。すぐ隣のホームでよかった。なぜ変更になったかというと、本来くるはずのナポリ行きお電車が遅れていたため。2等車は外から見ても窮屈そうだ。それに車内も暗いので怖さ倍増だね!でも、本当にこれでナポリまで行く人がいるんだよ。何時間かかってもね。

私たちの乗った電車は2階建ての1階部分。きっと新しい車体なんだろう。車内にモニタがついている。ただし画面には何も映っていない。シートも新しい。背もたれについている手すり(持ち手かな?)は鉄でできている。軽量化は考えないのね。電源(?)がとれるようになっていて、その上についている吸い殻入れはゴミでいっぱい!ちっとも暖房が効かないと思ったら温風の吹き出し口(のようなもの)が網棚のあたりについている。暖められた空気が上に行くのでは…。行きの電車には暖房はついていたのになぜだ?おかげで1時間以上震えっぱなしだよ。それと、車内にはイタリア人とは明らかに違う人種ばかりで、震える原因はここにもあったか。次の日も電車移動があるが、maritoがこう言った。「明日は1等車にしよう」妻に付き合わされ、耐えかねた発言だ!!!


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