マイリビングダイアりぃ

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「八月の狂詩曲」を観て・・

2015-07-23 | メディアより(好きな人達)

今日は一日何処にも出かけず、録画してあった映画等を観て過ごしました。


その映画の一つが、黒澤明監督脚本の「八月の狂詩曲」です。先日芸人の「又吉さん」が「芥川賞」を獲得されて話題になりましたが、この映画の原作も芥川賞受賞小説「村田喜代子さん」の「鍋の中」だそうです。


長崎で原爆体験をした祖母とその孫たちのひと夏の交流を描く反核映画です。


被爆してない「祖母(村瀬幸子さん)」の後頭部は、被爆した祖父を探しに行ったせいか毛がありません。孫達は終戦後45年経った「祖父が被爆した小学校や長崎の街」を見て回りながら、祖母の原爆への思いとともに今の長崎のことを考える機会を持つことになります。


ハワイで暮らす「祖母の兄の子(リチャード・ギア)」が、孫たちが出した「祖父の慰霊祭が済んだらハワイへ兄に会いに行く」という電報を観て、祖母を訪ねて日本に来ます。そしてギアさんが「すいませんでした」と謝り村瀬さんが「もうよかよ」と言って握手するのです。


祖父が被爆した小学校の「モニュメント」前でも「原爆」のことを息子が従兄に説明する場面です。此処で当時のクラスメートたちによる「慰霊祭」も行われます。


映画は孫たちの「父、母兄弟」が「兄の記憶がない」と言う祖母の代わりに、一旦余命短いおじに合いに行ったところから始まります。手紙のやり取りで祖母を説得した孫たちがハワイに行くことになるのですが、孫たちの「8月9日の慰霊祭が終わってから・・」と言う電報がきっかけでギアさんが日本に来て・・・となるんですが、祖母の兄が突然亡くなって・・ギアさんまたハワイへ帰って・・・その電報を握りしめて泣いていた祖母が「ピカが・・」とかいいだして、おかしくなって・・・


ひと夏の孫達の田舎での成長記だと思いますが、なんといってもおばあちゃん(村瀬幸子さん)との交流(会話)がいいですね。そして反核映画ということから戦争を知らない世代の孫達に、忘れ去られようとしている原爆のことを考えさせているところも、ギアさんと村瀬さんの会話の場面も心に残るものでした。


もうすぐ戦後70年の原爆慰霊祭が行われます。この映画を見終えた今、此方をお借りして改めてご冥福をお祈りしたいと思います

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