世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

今臨時国会で成立した重要法案を概観する!

2006年12月18日 | Weblog

第165臨時国会で成立した重要法案の内、長年の与党自民党悲願の「改正教育基本法」が成立した。内野外野を問わず喧々諤々の論議を醸しながら、やっと成立した。国民の信任を得たとは言えないが問題を孕みながらも法制化に漕ぎ着けた。いじめ、自殺、規範意識、高い学力、人間力、愛国心、公共の精神、社会教育、家庭教育、生涯教育等がどう担保されるか眼が離せない。防衛庁も防衛省に格上げされた。その事で集団的自衛権の行使が近未来に可能になると予測されている。専守防衛に徹する我が国の国是が済崩しにされる問題を孕んだ。その事にも国民の眼が離せない。かかる法案の成立に今後は全神経を注視しなければならない。主な成立した法案は次の通り・・・

●「改正教育基本法」・・・1,947年制定以来の懸案の改正である。前文と18条の構成。前文で公共の精神、伝統の継承、我が国と郷土を愛する態度を養う、生涯学習の理念、家庭教育等が盛り込まれた。

●「防衛省」・昇格関連法・・・防衛庁(1,954年発足)から防衛省に昇格。PKO(国連平和維持活動)を自衛隊の付随的任務から本来任務に。防衛相は法令制定の閣議開催や予算の財務省への直接要求ができる。防衛施設庁は2,007年に廃止し防衛庁は2,007年1月に昇格し防衛省となる。

●「改正テロ対策特別措置法」・・・今年11月から1年間延長(3回目)しアフガニスタンでのテロ掃討作戦支援のためインド洋での海上自衛隊の米軍艦船への給油活動を支援。

●「地方分権改革推進法」・・・国の地方交付税・補助金の在り方を検討、内閣府に有識者による地方分権改革推進委員会を設置し具体的指針を首相に勧告。3年間の時限法。他に北海道道州制特区推進法も成立。

●「改正貸金業規正法」・・・2,009年をメドに出資法上限金利(年29.2%)を利息制限法の上限と同水準の年20%に下げ中間のグレーゾーン金利を廃止する。

●「改正官製談合防止法」・・・公務員が公正な入札を妨害した場合、刑法の談合罪より重い罰則規定を盛り込んだ自公民の議員立法。付則:福島、和歌山、宮崎の官製談合等が発端。

●「ドミニカ移民特別一時金支給法」・・・1,956年~1,959年のドミニカ共和国への日本人移民に国が一人当たり最高200万円を支給。参院外交防衛委員長名での議員立法。国が率直に反省 と明記。

 


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