世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

歴史の真実 学問の権威 日中歴史共同研究に期待!

2006年12月27日 | Weblog

昨日26日から北京で歴史の権威が一堂に会し、真摯に、学問の権威に賭けて歴史の真実を追及する。国境を越えて純粋に学問の探求としての歴史の真実を解明する。日中、各々の有識者が10人ずつ20人で日中の歴史の真実を解き明かす。画期的な出来事である。願わくは謙虚に、主義主張に囚われずに、社会科学としての歴史の真相を、史実に基づいて究明し、その成果を共同作業の成果として提示してほしい。主義主張を内包した政治思想の帰結は歴史の真実を歪め永遠に平行線を辿る混乱の原因となる。いやしくもその道の権威、造詣の深い有識者の会議である。内外に中立普遍の純粋学問としての帰結を示して欲しい。論議の争点となる予想される史実は「日本の戦争責任」、「極東国際軍事裁判」(東京裁判)、「南京大虐殺」、「義和団事件」、「天安門事件」に絞られる。対比してみよう。

●「日本の戦争責任」・・・

△日本側・・・戦争責任の解釈や範囲をめぐりさまざまな意見が存在。A級戦犯を裁いた極東国際軍事裁判の正当性に疑問の声がある。

△中国側・・・<A級戦犯は日本軍国主義の象徴で、A級戦犯を美化する言動に中国人民は同意できない>(王毅駐日大使)

●「南京大虐殺の犠牲者数」・・・

△日本側・・・犠牲者数をめぐりさまざまな主張がある。<大虐殺はなかった>とする見方もある。【日本は20万人、中国は40万人との説もある】

△中国側・・・<日本の侵略者は南京占領後、住民30万人以上を殺した>(中学歴史教科書)

●「天安門事件」・・・

△日本側・・・中国当局が民主化を求める学生らを弾圧したとの見方が有力である。事件後に中国の愛国主義教育が強化されたとの見方もある。

△中国側・・・<一部の者が画策した反共産党、反社会主義活動>(人民日報電子版)【以上の●△は琉球新報から抜粋引用】

争点となる以上の事件は歴史の真実を赤裸々に抉り出す重大な論点であり玉虫色の結論は破棄してほしい。資料・史実を丹念に検証し論議を重ねて歴史の裏と表の真実のみを歴史認識として提示してほしい。そう切望するものである。・・・

付記:政争の具としての自国の政権の代弁者とならない、学問の府の代弁者となること、を切望する。懸念される事は日本は民主主義の国家であるし、他方中国は一党独裁の共産主義国であることである。