ラブホテルの平日利用率は４割だが…

　ラブホテルの平日における平均利用率は４割ほどであるという。ラブホテルの経営は中小、零細事業者が多く、大手のチェーンは数少ない。

　近年、訪日外国人客の急激な増加により、シティホテルやビジネスホテルの稼働率は高まり、７０～８０％ほどであるという。このままの流れでいくと宿泊施設の不足する可能性は大きく、それを改善するため、政府はラブホテルの一般ホテル化を進める意向であるという。

　ラブホテルが一般ホテル化されれば、ラブホテルは数が減ることとなる。いつでも気軽に利用できるラブホテルはときとして必要である。カップルが気軽に立ち寄ることや夜遅くなり、一晩宿泊したいときなどには利用しやすいといえる。

　ラブホテルであっても、外国人が宿泊、利用できることに変わりはない。政府が進めるラブホテルの一般ホテル化よりもビジネスホテルを増加させるような施策を実施するべきだ。

　現在、コインパーキング等になっている遊休地を活用することでホテルの建設場所は確保することは可能だ。駐車場が不足する可能性が出てくるが、不足しているのであれば、立体駐車場を建設し、土地の有効活用を図るべきだ。

　ラブホテルは風俗営業で規制されてはいるものの、必ずしも必要悪ではない。気軽に利用できる空間を確保するということでは利便性が高い。

　むしろラブホテルをいろいろな場所にあるほうが街のにぎわいが増すといっても、過言ではない。