仙台駅周辺に一極集中が進む

　2016年に入り、ＪＲ仙台駅周辺では大型商業施設の開業が続いている。３月には駅ビルであるエスパル東館、７月には仙台パルコ２が開業した。エスパル東館には東急ハンズ、パルコ２にはシネマコンプレックス（映画館）が入居し、集客力を高める商業施設となっている。

　このままの状態が続くと仙台駅周辺の一極集中が進むこととなる。ＪＲ仙台駅には東北新幹線や在来各線、地下鉄が乗り入れ、利便性が高い。東北各県からのアクセスは格段に良く、行き来しやすい環境にあるといえる。

　広瀬通りや勾当台公園周辺、副都心である長町地区や泉中央地区などが集客力が相対的に下がることが予想される。各商店街は工夫を凝らしつつ、競争力を高めるべきだ。

　仙台駅の東西自由通路が再整備され、格段に幅員が大きくなったことも東西間の移動がしやすくなったことも大きく影響している。

　仙台駅周辺は東西線開業後、人の行き来が活発となっている。