米国のジョージワシントン大学とロシアのモスクワ物理学・技術研究所の国際研究チームは、心臓の電気的活動のマルチパラメタ光マッピング用のオープンソースソリューションを開発した。
開発された技術は、同時にマルチパラメタをモニタする。例えば、電気的興奮と細胞内カルシウム濃度の変化の両方。この技術は、心不整脈の背後にあるメカニズムの理解向上に有用なツールである。マッピングシステムコンポーネントの3Dモデルやデータ解析のソースコードは、公開され、この新ソリューションから他の研究グループが恩恵を受ける。研究成果は、Scientific Reportsに掲載された。
論文の著者たちはオープンソース、拡張可能なシステムを開発した。このシステムは、心臓の電気的興奮と細胞内カルシウム動態を同時に追跡する。カメラ、レンズ、ポンプを除く全システムコンポーネントが3Dプリントされた。全てのコンポーネントの設計は現在公開されているので、どこの研究室でも同様のツールを再現できる。
「現在のソフトウエアバージョンは、活動電位やカルシウム濃度変化を分析するための多くのモジュールを持っている。しかし、アーキテクチャは、例えば、代謝性変化(NADH濃度)の同時計測ができる新しいモジュールを加えられるようになっている」とMIPTヒューマン生理学研究所主席研究者、Roman Syunyaevは説明している。
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