光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

いま、ドコモが夢中になっている新技術

2013年11月22日 | 企業情報

 NTTドコモは、同社が現在進めている研究開発の成果を公開するOpen Houseを横須賀市のドコモR&Dセンターで11月21日から行っている。その展示内容の一部と同日発表になった「マルチバンド対応屋内基地局と屋内アンテナ」と「近距離通信を活用したコミュニケーション手段の開発」に関する説明とデモ、そして、11月13日に発表した「Smart Vertical MIMO」の公開実験を行った。


 NTTドコモ 取締役常務執行役員(CTO) 研究開発センター所長の尾上誠蔵氏は、ドコモが注力している研究開発の概要を説明した。ドコモでは研究開発分野のキーワードとして、新領域に拡大するサービスでは「クラウド」「ビッグデータ」を、モバイル関連技術の進化では「5G」「LTE/LTE-Advanced」「ウェアラブル」「ネットワーク仮想化」を挙げている。Open Houseでは、それぞれのキーワードに関連した展示を行っており、例えば、近距離通信コミュニティー手段はクラウド領域に関連する開発で、マルチバンド対応屋内基地局とアンテナ、そして、Smart Vertical MIMOはLTE/LTE-Advanced領域の研究開発の成果にあたる。


 マルチバンド対応屋内基地局と屋内アンテナは、スマートフォン普及に伴う屋内トラフィックの増加に対応するため、従来ワンバンド(2GHz帯)に加えて、1.7GHz帯と1.5GHz帯に対応する屋内向け基地局とアンテナを用意、さらに、キャリアアグリゲーションに対応することで、空いている1.5GHz帯を活用して伝送速度を向上できると説明している。アンテナ構成は、2×2のMIMOをサポートする。屋内基地局は、親機と子機を光ファイバーで結ぶ「ROF:Radio Over Fiber」形式で、親機と子機の距離は最大20キロ、1台の親機に接続できる子機の台数は最大で128台(集約装置8台×子機最大16台接続)になる。


詳しい情報はこちら。
1アンテナ4ストリームMIMOの公開実験も:いま、ドコモが夢中になっている新技術 (1/2) - ITmedia Mobile


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