中国の携帯電話ユーザー数は9億人を突破した。中国の工業情報化部発表によると、2011年4月における携帯電話契約数は1,100万件の増加であったという(出典:工業情報化部)
世界的に見ると、市販される携帯端末のほとんどがSIMロックフリーになっている国も存在する。その代表が中国だ。中国では端末の販売とキャリアが分離されている傾向が強く、SIMロックを行うことが難しい。海外から入ってくるロックされた端末も、すぐにロック解除されてしまう。
特に2G世代の通信方式を利用する場合、中国移動通信(China Mobile)と中国聯合通信(China Unicom)が同じ通信方式(GSM)を採用しているため、SIMカードを差し替えるだけでキャリアを乗り換えられる(ちなみに残る中国電信/China TelecomはCDMA)。
しかし、3Gでは中国移動がTD-SCDMA、中国聯合がW-CDMA、中国電信がCDMA 2000と通信方式が分かれてしまったため、SIMカードを差し替えてキャリアを移ることはできなくなった。通信方式の違いによる囲い込みは、ある意味 SIMロックよりも厄介だが、まだ3Gが十分に普及していないせいか、あまり問題視されていないようだ。
中国のようにキャリア(通信サービス)と端末の販売が分離されており、かつ共通の通信方式を採用していれば、SIMロックフリー化はある程度は意味を持つ。ユーザーは市場で好きな端末を選び、好きなキャリアのSIMカードを購入し、組み合わせることが可能となるからだ。だが、これはユーザーが最も幸福になれるシナリオだろうか。
詳しい情報はこちら。
【連載】第4回 「SIMロック問題」は「iPhone問題」 : ビジネス・モバイル - Computerworld.jp
光技術や光産業での情報交流フォーラム
エイトラムダフォーラム
http://www.e-lambdanet.com/8wdm/
世界的に見ると、市販される携帯端末のほとんどがSIMロックフリーになっている国も存在する。その代表が中国だ。中国では端末の販売とキャリアが分離されている傾向が強く、SIMロックを行うことが難しい。海外から入ってくるロックされた端末も、すぐにロック解除されてしまう。
特に2G世代の通信方式を利用する場合、中国移動通信(China Mobile)と中国聯合通信(China Unicom)が同じ通信方式(GSM)を採用しているため、SIMカードを差し替えるだけでキャリアを乗り換えられる(ちなみに残る中国電信/China TelecomはCDMA)。
しかし、3Gでは中国移動がTD-SCDMA、中国聯合がW-CDMA、中国電信がCDMA 2000と通信方式が分かれてしまったため、SIMカードを差し替えてキャリアを移ることはできなくなった。通信方式の違いによる囲い込みは、ある意味 SIMロックよりも厄介だが、まだ3Gが十分に普及していないせいか、あまり問題視されていないようだ。
中国のようにキャリア(通信サービス)と端末の販売が分離されており、かつ共通の通信方式を採用していれば、SIMロックフリー化はある程度は意味を持つ。ユーザーは市場で好きな端末を選び、好きなキャリアのSIMカードを購入し、組み合わせることが可能となるからだ。だが、これはユーザーが最も幸福になれるシナリオだろうか。
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