今年はNHKの大河ドラマで、平安時代を背景とした「光る君へ」が放映されています。2年前に鎌倉殿の13人も似たような時代のものでしたが、武家を中心に描き、本気の平安時代ものは2012年の平清盛以来のこと。平安時代のものは記録も少なく、特に今回の大河は戦いといっても刀ではなく謀略を使った政略闘争的なもので陰湿になりがちなためか、視聴率もあまり稼げないようです。
ただ、大河に採用となると、これもどうかとも思いますが、他の歴史番組なども多くが右へ倣えで平安時代を取り上げるようになります。残る資料が少ないことや、多くの人が知っていることが限られてしまうため、どの番組を見ても、内容的に大差のない似たような番組になってしまうのには閉口してしまいますが、それもテレビが人気稼業故、仕方のないことでしょう。
数年前に修験道というものをお勉強しました。古代から平安時代まで進み、鎌倉時代に入る頃に宗教(主に仏教)が貴族のものから庶民のものに移る過程がよくわからず、途中で頓挫しました。今回多くの平安時代を取り上げた番組を見ていて、平安から鎌倉に移る時の時代背景やその際の宗教的出来事が少し見えてきた気がしました。
歴史に詳しい方に言わせると、テレビで見たことを信じるの?ということにもなりそうですが、100%嘘を並べているわけではないでしょう。あとはテレビをきっかけに自分でお勉強(調べて)することになりそうで、今年の秋以降、再びこの辺をもう一度お勉強してみようかなと云う気になって来ています。果たして秋以降までその気持ちが続くかどうかは、また別問題です。また京都を中心とした平安時代の話と、蝦夷がまだ多かったと云われる秋田の歴史では、だいぶ話が違いそうですが。
時々