先日の地方紙の記事で、県北のバス会社が秋田-大館間の高速バスの運行を開始半年足らずで取りやめるとありました。6月に新規路線として開設されたものの、事前の想定を大きく下回る利用者低迷のため、とのことですが、どういう想定を立てたものなのでしょう。
概してこうした新規事業の場合、甘い想定が多く、後で話と違うと云うことがよくあるようです。新型コロナなどの危機管理では、想定は最悪線でということが云われてきましたが、こうした事業計画も最悪を見込んで立てるべきだと思っています。
高速道路の延伸に伴い、新たなバス路線を開設する勇気には拍手を送りたいです。秋田県内ではただ新規事業は、利用者に認知され、新たな需要を喚起するまで少し時間がかかります。その間、出るだろう損失をどう補うかまでが事業計画?そもそもビジネスや観光目的で秋田と大館をバスで行き来する人がどれだけいるのだろうかという疑問もありますが。少なくとも3年は続けないと認知されないし、利用してみようと云う気にならないのではと、他人事だから勝手なことを考えてしまいます。
当YHは開所16年目。少しは認知度があるようになったかなとも考えますが、ユースホステル自体が既に認知されない時代になってきており、また県内で宣伝をしたこともありませんので、秋田県唯一のYHですが、県内での認知度はまだ低いままという悲しい現実です。