新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

キャンセルはどっちが?

2020-04-30 23:18:40 | 経営

今年の大型連休はいつもと違う状況で、JRの予約状況も10%以下と信じられないことになっています。そんな中、沖縄知事から連休中に沖縄に来る飛行機の予約がまだ6万人いるが、自粛してほしいとのこと。一部では行く人が悪いとか云われているようですが、また受け入れるホテルや旅館がまだあるのか?という意見も出ているようです。

中にはこういう時には宿泊施設からキャンセルの連絡を貰えないと断れない、などという意見もあるのには驚きました。本来、宿泊客が宿に予約の連絡を入れた段階で契約が成立し、その契約を客側がキャンセルすると、キャンセル料がかかります。ここには宿側からキャンセルすると云うことが前提にはなっておらず、実際に宿側からキャンセルすることは、まずありませんし、キャンセルをお願いする場合、宿側の契約破棄になりますので、代替の施設を用意するなり、その費用(の差額分)を宿側が負担する、などが普通かと思っています。状況がどうであれ、お客様が来ると云うのであれば、宿側は万全の準備をして受け入れることを目指しますので、お客様が来ると云うのであれば、閉めるわけにはいきません。

今回当YHでも多くのキャンセルが発生しましたが、大半はお客様からご連絡を頂きました。こちらから連絡したケースもありましたが、その際にも、こちらからキャンセルとは言いださず、来るか来ないかの再確認という形で連絡させて頂き、お客様の方からキャンセルを言い出して頂く形を取りました。それでも来ると云われれば、休館とした間でも受け入れるつもりでいましたが、そこまで話のわからないお客様はおらず、感謝しています。

一部では、キャンセル料がもったいないから、行かざるを得ないという方もあったようですが、こうした事態でキャンセル料を取るのは、その宿泊施設の対応の一端が見える状況で、そうした施設はいずれ淘汰されることになると、考えています。

時々

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする