3年前の東日本大震災以降、北東北日帰り温泉という本が出なくなり、その代わり、岩手県、秋田県、宮城県で独自に通称温泉本が発売されています。その岩手県版の割引の有効期限が今月一杯ということで、本日は積雪前、最後の仙岩峠越えで雫石方面の温泉巡りを行いました。
最初に目指したのが網張温泉の国民休暇村。「本日、日帰り入浴お休み」の看板。それではと車で数分のありね山荘に。入浴料は温泉本で410円。風呂は内湯が一つとサウナ、水風呂、露天がありました。お湯は単純硫黄泉でpH4.1、源泉76℃で、上にある国民休暇村の源泉からの引き湯。それを加水、加温、循環、消毒なしの掛け流しで使用。
味はないものの、薄白濁で硫黄臭のするいいお湯。内湯からも露天からも眺めは抜群で、風呂場のすぐ外にはヤギが放牧されていました。少し混んでいたこともありお湯は露天の方がいい感じがしましたし、引き湯のためなのか、上の休暇村よりも薄いような気もしましたが、かなりご機嫌なお湯でした。
この後、幾つかの温泉施設に寄ったのですが、休館や工事中のところばかりで、最後の雫石の道の駅も「本日沸かし湯」の文字。なんて日だ!さすがに諦めて、仙岩峠を越えて帰ってきました。ただ今回のありね山荘で今年新規温泉巡り100ヶ所をどうにか年内に達成できました。